妊娠・出産経験や、女性ホルモンなどから、様々な影響をうける女性のからだ。その体調変化や不調も、からだからのサインかもしれません。ママ世代の女性必読の健康情報、ぜひチェックしてみて。

 

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心と体を診てもらえる女性外来。
育児中のママこそ活用してほしい!

  • この症状、どの科を受診すればいいの? 女性外来へGO!
  • 話を聞いてほしい! 体調の悪さには、心の問題が隠れてる!?
  • 女性外来の受診時には、子どもを連れて行ってもOK!
  • 女性外来は、こんなときに活用しよう!

この症状、どの科を受診すればいいの? 女性外来へGO!

1.あちこちで見かける「女性外来」は、そもそもどんなところ?


まず、婦人科や女性泌尿器科、心療内科、皮膚科(美容も含む)など、女性が悩みがちな症状を一度に診てもらえる基本機能を備えているという特徴があります。
女性外来が登場し始めた当時は、病院の看板代わりに立ち上げているところも多かったのですが、現在は“ちゃんと女性をみたい”“女性の拠り所として機能したい”と、真剣にやっているところが残っているようです。
女性外来を担当しているのは女性医師であることが多いのですが、そのドクターたちも例えば「若年女性のDV問題に取り組みたい」「高齢女性のセックスの問題に取り組みたい」など女性問題関連の研究テーマを持って診療にあたっている人が多いということも特徴のひとつです。

2.どんなときに受診をしたらいいいの?


①どの科を受診したらいいのかわからないとき
症状がもやもやしていて説明が難しい、さまざまな症状があってどこが悪いのかわからないようなときには、まず女性外来を受診して、適切な科に回してもらうようにしましょう。 エストロゲンが分泌されている思春期から更年期頃までは、月経痛やPMS、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣のう腫など、女性特有の疾患に気をつける必要があります。

②女の人(医師)に話しを聞いてほしいとき

性交痛がある、尿がもれる、腟に違和感があるなどは男性には説明しづらいですよね。心の問題なども同性なら話しやすいシーンは多いかもしれません。

③何度も同じ症状がぶり返す、治らないとき

症状の陰に対人関係や仕事などのストレスなどが隠れていることも。身体と心を一緒に診てもらえる女性外来にかかることで、解決の糸口がみつかるかもしれません。

話を聞いてほしい! 体調の悪さには、心の問題が隠れてる!?

前の段落で、「何度も同じ症状をぶり返す、治らないようなとき」を挙げていますが、実は抱えているストレスがその要因になっていることがあるのです。
たとえば泌尿器科領域では、膀胱炎を繰り返すようなケース、婦人科領域では、低用量ピルを服用してもPMSの症状がなかなか良くならないケースなどがあてはまります。
こうした症状の背後には、対人関係や仕事のトラブル、夫との関係、親の介護等の悩みがあることが多いのです。
特にPMSは、ストレス源である仕事や彼氏、夫などと離れることで軽快することも多いとされています。
しかしそういう心の奥底にあるものを、考えないようしていたり、心の中に隠蔽(いんぺい)していたりする人が多いという現実もあります。自分はどんな悩みを心の奥底にしまっているのか丁寧に紐解いていく作業も大切です。
考えないようにしていた悩みがあることを自覚することで、自分のテーマに気づく、自覚することができます。まずは、自分の抱えているテーマを自覚することが大切です。
女性外来では、疾患の陰に隠れている心の問題も一緒に診てくれるところが多いのが特徴です。「話を聞いてほしい!」というような場合も、女性外来を活用してみてください。“心も診てもらえる”女性外来は、現代を生きる女性の強い味方かもしれません。

女性外来の受診時には、子どもを連れて行ってもOK!

子どもを預けられないから、なかなか医療機関にかかれないというママは多いかもしれません。
女性外来には、子どもを連れて行ってもOKです。女性外来の待合室には女性しかいないので、待合室で赤ちゃんが泣いてしまっても、子育てが終わった女性があやしてくれたり、育児中のママが話しかけてくれたり、子どもを受け入れてくれる土壌があります。
婦人科の内診を受ける際には、看護師さんが抱っこしていてくれたり、ママが内診台の上から子どもと手をつないでいたりすることもあります。子どもを連れて、気軽に受診してほしいですね。
病気は、患っている期間が長ければ長いほど、治るまで時間がかかるという特性があります。発症してからの時間が短いほど、早く治ります。
また出産後の女性は、育児や家事に追われて、平均して3年ほど医療機関から遠ざかってしまうとされています。子どものための受診は頻回でも、自分自身の不調はおざなりにしがちです。気づかないうちに、症状が進んでいたということになりかねません。なにか心配な点があれば放置せず、女性外来などで早めに相談してください。

女性外来は、こんなときに活用しよう!

  • どの科にかかったらいいのか分からないとき
  • 女性医師に話しをきてもらいたい&相談したいとき
  • 身体の症状だけでなく、心の問題も抱えている可能性がある時
  • 子どもを預けての受診が難しいようなとき

女性医療クリニック・LUNAグループ理事長 関口由紀

文/医療ライター 渡邉由希
イラスト/樋口たつの

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