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精神遅滞

代表的な発達障害のひとつで、18歳までに、知能の発達が平均より遅れており、同時に適応機能(社会的技能と責任、コミュニケーション、日常生活習慣、自立、経済力など)の障害が認められるものをいいます。さまざまな広い領域に及ぶ発達の遅れで、バランスのとれた全体的な遅れであることが特徴です。精神薄弱という用語は、最近ではほとんど用いられず、知的障害が行政用語として用いられています。知的機能が遅れていることで自閉症や学習障害と混同されることがあります。
■精神遅滞の原因
ダウン症、フェニルケトン尿症など、遺伝、代謝障害、感染、外傷などのさまざまな原因によるものがあります。脳の機能の成熟障害が存在すると考えられています。心理的・環境的な原因で発達が遅れている場合には、精神遅滞とはいいません。
精神遅滞への対応
■幼児期は集団で訓練する
幼児期は、障害のある子どもに理解のある近所の小さな保育園や幼稚園に入れて、適切な刺激を与えながら集団での訓練を行います。最近、通所訓練を行う地域療育システムが普及していますので、ぜひ利用してください。
軽度の場合、小学校低学年になるまで遅れに気づかず、子どもの能力を超えた過大な要求をしてしまうことがあります。子どもは不安・絶望などを体験し、あらたな情緒障害をもつことになります。
子どもの知的能力を正しく評価して、その子どもの能力に合った教育・指導をしていかなければなりません。適応行動の障害が改善されれば、精神遅滞という必要はなくなるのです。地域の保健所、児童相談所、教育研究所などで相談してください。
■子どもの就学
両親にとって、子どもの就学はもっとも頭を痛めるものです。地域の教育委員会に相談するのが普通のやり方です。
基本的な考え方としては、小学校低学年は普通学級で過ごさせ、子どもの成長を見ながら特別支援学級か特別支援学校かを考えます。もちろん、就学時から特別支援学級や特別支援学校が適当と考えられる例もあります。
その場合、必ず行く予定の学級・学校を見学し、担任の考え方を聞いておくことと、在籍している子どもたちの様子もみておいてください。さまざまな子どもたちとともに育つことは、精神遅滞の子どもにも健常な子どもにも意味のある体験となるはずです。
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