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健康カレンダー

毎日が忙しく健康に気が回らない方に役立つ簡単な健康維持の情報や、いつも健康に気を使っている方でも知らなかった健康のコツなど、生活の中で役立つ健康情報をご紹介します!

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妊娠中からの対策で防ごう「産後うつ」(2)

マイナートラブルが起きても前向きに

「うつ」の要因として、もうひとつ重要なのが妊娠につきもののトラブルです。妊娠中はつわりで好きなものが食べられなくなったり、切迫早産で入院が必要になったりすることもあります。好きなものを食べ、行きたいところに行くという生活ができなくなるのは、妊婦にとってストレスです。さらに、早産の可能性があり安静にするというのも、気分転換がしづらくなるので、抑うつ気分を増やすことになります。

妊娠中のトラブルのほとんどは原因不明なのですが、自分の何が悪かったのだろうと責めたり、赤ちゃんに申し訳ないと感じたり、家族から責められているような気がすることもあるようです。「みんなは“普通に”出産するのに、どうして私だけ?」と落ち込む人もいます。自分の身体には問題がないのに点滴をしたり、仕事を休んだりと不本意な経験をすることで、「おなかの赤ちゃんさえいなければ」と思うことがあるかもしれません。そういった否定的な感情を抱く自分に、さらに罪悪感を抱くような悪循環に陥ることもあります。

こんなに思い通りにならない経験は、今までにないことかもしれません。「赤ちゃんは大丈夫だろうか」「私が悪いのだろうか」「赤ちゃんなんかいなければ」「かわいい赤ちゃんのためならどんなことでも我慢する」というように否定的な気持ちと肯定的な気持ちの間で揺れ動くことは、妊婦であれば多かれ少なかれ経験することです。気持ちは揺れ動きますが、出産までの期間を乗り越えていきましょう。

胎児に対しアンビバレントな気持ち(かわいい、かわいくない等)を抱く妊婦

産後も付き合える仲間を作って情報交換

妊娠中から、気軽に情報交換できるママ友達を作っておくこともおすすめです。妊婦健診や産院での入院期間中に、気の合いそうな人、近くに住んでいる人と話してみましょう。産後、赤ちゃんと一緒に参加できるベビーマッサージ教室のようなところに出かけたり、ウェブでママたちのサークルを探してみたりするのもいいでしょう。

育児に不安や悩みはつきものです。1人で抱え込んでいると問題は大きく感じられますが、誰かに話すとぐんと軽くなります。「うちもそうだよ」といってもらうだけで、気が楽になったりするものです。また、少し月齢が大きな赤ちゃんを見ると、「もう少ししたらこうなるんだ」と見通しがつき、月齢が下の赤ちゃんのママにはアドバイスをすることもできます。ほかのママをモデルとしたり、自分をモデルにしてもらい、みんなでワイワイ子育てするのは楽しいことです。

ママ友達とにこやかに話す様子

不調が続いたら保健センターの相談窓口へ

もしも、産後に不調が続き、育児や家事をするのがつらくなった場合は、我慢しないで早めに地域の保健センターに相談してください。保健センターには「育児相談」や「こころの健康相談」などの名称で、誰でも気軽に利用できる相談窓口があります。保健センターのウェブサイトや自治体の広報誌などでも案内しています。

保健師や心理士などの専門家が親身になって相談に乗ってくれますし、必要に応じて近くの医療機関を教えてもらうこともできます。

「もしかしたら自分の育児は間違っているのでは?」という不安は、誰にでもあります。産後1カ月の乳児健診はママの相談窓口でもありますから、気になっていることがあったらぜひ率直に話してみてください。

保健師が優しい表情で、ママの話を聞いている

教えてDr.「赤ちゃんにイライラしたときはどうすればいい?」

人は誰しも「何だかイライラする」という“苦手”ポイントをもっています。赤ちゃんにイライラしたら、まずは落ち着いて、赤ちゃんのどこが、どんなときに苦手と感じるかを振り返ってみましょう。1人で考えるよりも、夫や友達に話すと、それだけで、気持ちがスッキリすることだってあります。たとえば「上の子も帰宅し、夕食の準備をしなければ」と思っているときにぐずられるとイライラして腹が立つ」とわかったら、「しばらくの間は、半調理品を利用しよう」とか、「たまには店屋物にしよう」などと工夫することができます。

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