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なんだか疲れやすい、でも眠れない。春の不調を乗り切ろう!(1)

監修:西多 昌規 先生

西多 昌規 先生

にしだ・まさき 精神科医・医学博士。自治医科大学・精神医学教室講師。東京医科歯科大学卒業。国立精神・神経医療研究センター、ハーバード・メディカル・スクール研究員を経て現職。日本精神神経学会専門医、睡眠医療認定医。『眠る技術 ~「起きられない」「寝た気がしない」「やる気が出ない」あなたへ~』 (だいわ文庫)など著書多数。

春は、環境の変化を経験する人が多く、ストレスや緊張などから、「よく眠れない」「なんだか疲れやすい」「落ち込み気味」などの不調を感じる人が多くなります。今月は、こうした春に感じやすい不調の原因と対策を考えます。

そもそも女性は、季節の変わり目が苦手!?

女性は外界の状況に影響を受けやすいことから、「季節の変わり目はどうも不調・・・・・・」という人が多いのではないでしょうか。春は、社会的に環境の変化が多く起こりがちで、ストレスを受けやすくなります。さらに生物的にも、日照時間が長くなって気温も上がることから、適応しきれない場合、睡眠リズムにも狂いが生じがちです。人によって、睡眠はとっているのに昼間の眠気が酷い、あるいは不眠傾向が続いてつらいなど、異なる症状となって現れます(これを睡眠障害と呼びます)。
社会的、生物的な変化がダブルで押し寄せてくる春は、女性にとってつらい季節で、「ちゃんと眠れない」「疲れやすい」といった不調となって表面に出てきます。

【春の睡眠障害の原因は?】

夜明けが早くなり、脳の覚醒時間が早く

春の早朝。寝室のカーテン越しに(カーテンを透過して)太陽の光が寝室全体差してきて、寝ている女性も、無意識にまぶしそうにしている。

春になるに従い日照時間が長くなり、早い時間から部屋の中に光が差し込むようになります。すると脳の覚醒時間が早くなり、冬と同じ時間に就寝していても睡眠不足になりがちです。いつも通り眠っているつもりでも、朝の4時過ぎから脳は起きてしまっていて、熟睡している時間が短くなっているのです。

お弁当作りなど、早起き生活がスタート

また、子どもの進学や部活動参加に伴い、朝のお弁当作りがスタート。今までより強制的に早起きしないといけなくなる場合も。日中、昼寝ができればいいですが、働いている場合はそうもいかず、慢性的な睡眠不足に陥る人も出てきます。

アレルギー症状により睡眠不足に

春の睡眠障害の原因として侮れないのは、花粉症などのアレルギー症状です。春だけ睡眠時無呼吸症候群になる場合もあるほどで、抗アレルギー薬の眠気で日中は頭がぼうっとしているのに、夜も鼻づまりでよく眠れない人も多いのではないでしょうか。春が過ぎれば治るとはいえ、きちんと対処をしないと、睡眠不足の状態が続いて体調を崩してしまいます。

【春の疲れやすさの原因は?】

冬から春。生物的にも社会的にも活動期へ

パパとお姉ちゃんのお弁当を作って、カレンダーを見ながら「今週の金曜日はPTAだわ」と確認しながら、慌てて自分自身も会社に行くための準備をして・・・と、忙しそうに朝を過ごしている女性。

人間も生き物ですから、寒い冬が過ぎ去り、春になって気温が上がってくると、外に関心が向かい活動的になります。
加えて春は、人事異動や引っ越し、PTA活動などの環境変化で先行きに不安を感じたり、子どもの受験が一段落してホッとしたのもつかの間、入学準備や新生活でへとへとになったり。春は“やらなきゃいけないこと”“越えなければいけない壁”が増加し、知らず知らずのうちに心も体も無理を重ねているのです。結果として、気分が乱高下したり、不安感が増したり、情緒不安定に陥りがちです。

「やめる」行為で、高揚感と不安感が押し寄せる

また、退職、転職、卒業、引っ越し、離婚など、何かを「やめる」という行為が多く発生するのも春です。特に、イヤだと思っていた環境から離れる前は心のテンションがあがり、気分も浮かれがちです。しかし一方で、最初は気分が高揚していても時間が経つと心がドーンと落ちるケースが多く、こうした「やめる」というライフイベントの後は、心のケアにも気を配ることが大切です。

春の不調はどう解決したらいいのか。
次のページでご紹介します!

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