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健康カレンダー

毎日が忙しく健康に気が回らない方に役立つ簡単な健康維持の情報や、いつも健康に気を使っている方でも知らなかった健康のコツなど、生活の中で役立つ健康情報をご紹介します!

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なんだか疲れやすい、でも眠れない。春の不調を乗り切ろう!(2)

ちゃんと眠って、疲れをとろう!

夜更かしには気をつけ、冬より30分早く寝る

「早く寝なくちゃ」と、いつもより30分早く眠る女性。(いつもは0時頃に眠るのだが、春になって23時半にベッドに入る)

冬は夜更かしをしても、夜明けが遅いので暗い中でゆっくり眠っていられました。しかし春は早朝から明るくなるので、冬より30分早く就寝し、睡眠時間を確保しましょう。“1時間早くベッドへ”と言われてもなかなか難しい場合も多いですが、30分なら可能な人も多いはず。春は夜更かしを控えて、早めに休みましょう。

寝具やパジャマを、こまめに調節

春は寒暖の差が激しく、蒸し暑い日があるかと思えば、寒い日もあったり、熟睡をさまたげる気温の変化が起こりやすくなります。いつまでも冬と同じ寝具では寝苦しいですし、かといって夏のような寝具では、肌寒いことも。人の身体は思いのほか気温の差に敏感ですから、寝具やパジャマを調節して、熟睡できる環境を整えましょう。

睡眠時無呼吸症候群は、女性もご用心!

睡眠時の無呼吸というと、太っている男性の病気だと思いがちですが、実は“隠れ無呼吸”ともいうべき女性の患者も増えています。それは男性に比べて、アゴが小さい人が多いためで、舌の付け根の部分が喉を圧迫して睡眠時の無呼吸を引き起こします。またアレルギーで扁桃肥大を起こしている場合も、同様の症状が起きやすくなっています。
男性の無呼吸は妻が気づく場合が多いですが、女性の無呼吸に夫が気づくのはまれです。それは、女性はいびきをかかずに静かに呼吸が止まっていることが多いこと、いびきをかいていても妻が怖くて指摘できない、男性は寝てしまうと横で寝ている女性のことを気にかけない、などの理由からです。
昼間の眠気が酷い、朝起きたときに頭が重い、花粉症などのアレルギーで夜眠れないなどの症状がある場合は、睡眠外来など、医療機関で相談してみることをおすすめします。

アゴがシャープな小アゴの女性が、朝起きぬけに寝癖のついた、疲れが取れないげっそりした顔で洗面台の鏡を見ながら、「朝起きても疲れがとれてないのは、ひょっとして無呼吸??」とつぶやいている。

【それでも眠れないという場合は・・・】

30分眠れなかったら寝室を出よう!

眠れないときは、無理して眠ろうとしないことが大切です。ベッドに入ってから30分経っても眠れない場合は、寝室から出ましょう。そしてテレビやパソコンなど目から入る光の刺激を避け、部屋の灯りも暗めに調節、ノンカフェインのお茶でも飲みながら、ゆっくり過ごします。そして眠くなったら再びベッドへ戻ります。
現在の不眠治療では、眠れないときに無理にベッドに居続けると、苦痛の記憶が刻まれて寝室が苦行の場になってしまうので逆効果とされています。

【眠れてはいるけど、だるい、元気がでない場合は・・・】

生活リズムを整え、人と喋ったり軽い運動を

だるいからといって、昼間ゴロゴロとして過ごしたり、寝続けたりするのは逆効果。自律神経のリズムが乱れて昼夜逆転しやすく、より一層、疲れてしまいます。一人で家にこもっていると心が内向きになってしまうので、人と会って、グチや弱音を吐いて発散すると良いですね。また、軽い運動もおすすめです。だるいときに、あえて積極的にすごすことで元気が戻る場合は多いですよ。

【こんな症状があれば、医療機関で相談を!】

・不眠傾向が1カ月続いている
・あまり食べられず、痩せてきた
・会社を遅刻したり、休んだりするように

今まで普通にできていたことができなくなり、社会生活に影響が出ているような場合は、早急に心療内科などを受診することが大切です。

専業主婦の変調は気づきにくい!?
おかしいな?と思ったら医療機関へ

家事には休みもないかわり、絶対にやらないといけないタスクが少ない分、心の変調に気づきにくいという特徴があります。今まではできていたのに、“急に朝ご飯を作れなくなった”“お弁当を持たせなきゃいけないのに起きられない”“ママ友に会うのが億劫”など、何かおかしいな・・・・・・と思うようなときは、症状が重くなる前に心療内科を受診してください。

「お弁当を作らなきゃ」と思いつつも、時間になってもベッドから起きられない女性。夫や娘が「ママ、どうしちゃったのかな・・・」心配そうにしている。(いつもはちゃきちゃき元気になんでもこなす性格)

【心療内科、選び方のポイントは?】

ドクターの勤務歴を確認。初診でいきなり大量の薬を出す医師はご用心

最近は、街中で多くの心療内科やメンタルクリニックを見かけますが、どのクリニックを選べばいいのか、受診前に考え込んでしまう場合もありますよね。良い医師を探すためのポイントをご紹介します。
まず受診前に、医師のプロフィールを確認し、大学病院や総合病院などで勤務経験を重ねているか、経験を重ねた後でクリニックを開設しているかをチェックしましょう。
また、初診でいきなり3~4種類以上の薬を出す医師は要注意です。初めての受診では、多くても1種類か、2種類しか処方しないのが常識となっています。ちゃんと話しを聞いてくれ、薬以外の対処法(生活指導など)も教えてくれるドクターなら信頼できます。
実は、軽いうつ症状の場合は、薬が効くという医学的なエビデンス(証拠)はありません。精神科医療では薬を飲むことはマストではなく、医師に生活改善などの指導を受け、言われたことを守ることで快方に向かうケースもたくさんあります。「精神科や心療内科=抗うつ剤や安定剤を飲めと言われる」というのは、間違った思い込みかもしれません。

*厚生労働省は、平成26年度から外来診療で服薬管理などをする際、抗不安薬か睡眠薬を3種類以上、または、抗精神病薬か抗うつ薬を4種類以上、1回で処方した場合、診療報酬を請求できなくし、処方箋料も減額するという仕組みの導入を決めました。

あなたの思い込みは都市伝説かも
春の疲れと不眠 <ホント・ウソQ&A>

Q.子どもが春から園に入ります。新しい環境への不安からか、私自身(ママ)がイライラしてしまって自分の感情をコントロールできず、眠れません。自分が原因じゃないことでの心の不調は、治りにくいってホント?

A.一理あります。その環境から逃げられない場合、すんなりと解決できないことが多く、症状がひどい場合には適応障害と診断されることも。しかし人はストレスを受けることで変化することがでますし、環境に慣れることもできます。新しい環境に適応できるまで、こうした感情は“引き受けざるを得ない”と覚悟を決めることも大切かもしれません。

Q.毎年春になると家事などのやる気がなくなり、寝たり起きたりです。夫は「なまけ病」だと言いますが、ホントですか?

A.なまけ病ではないですよ。春は子ども関係のイベントごとが多いですし、衣替えなど、いろいろやることが重なって、仕事量が増える時期です。主婦の方は完ぺき主義の人が多く、家事には終わりがないことから、やろうとすると無尽蔵にすべきことが出てきてしまいます。なんでもパーフェクトにこなそうとせず、たまには手を抜くことも必要です。

教えてDr.「子どもがこの春から園に入ります。
新しい環境に入ることで疲れると思いますが、どんなことに気をつけてあげたらいいですか?」

一にも二にも、早寝早起きの習慣を付け、生活リズムを整えてあげることが大切です。子どもが夜更かしをすると、イライラしたり、怒りっぽくなったり、問題行動が増えるといわれます。子どもの生活リズムは、保護者の生活習慣に大きく影響されます。もし夜型の生活を送っている場合は、ママ自身もできるだけ早寝早起きを心がけ、朝型の生活にスイッチすることをおすすめします。

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