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健康カレンダー

毎日が忙しく健康に気が回らない方に役立つ簡単な健康維持の情報や、いつも健康に気を使っている方でも知らなかった健康のコツなど、生活の中で役立つ健康情報をご紹介します!

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夫はアスペルガー?私はひょっとしてADHD?
大人の発達障害、どう対処したらいいの?<対策編>(2)

夫の言動を記録し、カウンセラーなど第三者に分析してもらう

<お悩み2>

夫は外面がいいが、ミスを指摘すると激昂する

夫は外面がよく、趣味の仲間には贈り物をするなど“気の利く人”で通っています。
しかし家の中ではなにもせず、障害のある娘の世話も私任せ。「帰るのが遅くなります」とメールをしても、自分の食事は食べているのに、娘の食事はほったらかし。「B子に食事を食べさせてください」など、とにかくいちいち言わないと気づいてくれません。しかし指摘すると激昂するので恐ろしいです。
天真爛漫といってしまえばそうですが、子どもみたいな主人に頭が痛いです。どうしたらいいのでしょうか。

<アドバイス>

どんなときに地雷を踏んでしまうのか記録する

ASD傾向のある人は、コンピュータを動かすためのプログラミング言語のように、いちいち指示をしないと動いてくれません。あいまいさや行間が理解できないのです(イマジネーションの障害といいます)。
いちいち言うのは疲れるとは思いますが、「13時頃帰ります。13時を過ぎるとB子がお腹を空かせるので、冷蔵庫にあるタッパーに入った○○をレンジで温めて食べさせてください」のように指示をします。あいまいさのない指示をすることで、ASDの人は動くことができます。

また、どういうときに地雷が爆発するのかを記録するといいかもしれません。日時、シーンなどまで緻密に記録の残しておきます。
これをすることで、(1)地雷が爆発する際の傾向が分かってくるので地雷を踏まないようになる、(2)カウンセリングを受けるときに、カウンセラーが記録を分析し、適切なアドバイスをすることができる、(3)万が一、離婚することになった際には証拠として使える、というメリットがあります((3)はないに越したことがありません)。

激昂した際の記録を残し、医師・カウンセラーなどの第三者に相談してみましょう。ASDのご主人をどう動かしたらいいのか、適切な助言が受けられるかもしれません。

ADHDの場合、お薬により症状が軽減するケースも

<お悩み3>

私は仕事でミスが多く、部屋が片づけられない

どんなに頑張っても仕事でのミスが多く、先輩や上司からいつも呆れられてつらいです。
昼休みなどのおしゃべりでも、1人だけズレた発言をしてしまうようで気まずくなり、輪の中にとけこめません。人との距離感がわからずすぐにLINE交換をお願いしてひかれてしまっています。また時間の配分がわからず遅刻してしまったり、家は脚の踏み場もないほど物が多くグチャグチャだったりします。
夫には、「病院に行って診断を受ければ」と言われていますが、この症状は治りますか?

<アドバイス>

お薬を試してみるのもひとつの選択肢

この女性はADHDの傾向がありますが、確定診断がついたらお薬を飲むことも考えてみてはいかがでしょうか。ADHDのお薬を飲むことにより、症状が落ち着くケースもあります。
3~4カ月服用してみて、効果があるかみてみます。副作用が強い場合は服用を中止しますが、薬があっていると副作用は少ないようです。
お薬を飲むことで忘れ物が減ったり、ダブルブッキングをしてしまうことがなくなったりなど効果が得られるケースが多々あります。
そして、ASDを合併していると考えられる場合は、カウンセリングも受けることをオススメします。

日常生活に支障が出ていたら、受診を考えてみる

大人の発達障害かもしれない場合の受診の目安は、“日常生活に支障が出ているか”です。たとえば別居することになった、子どもの情緒が不安定になったなど、支障が出ていたら受診を検討してください。
もし発達障害を専門にする医療機関の予約が取りづらい場合には、夫婦でカウンセリングを受けてみるといいかもしれません。カウンセラーからの実践的なアドバイスを受けることで、お困りごとが解決できる場合もあります。
またカウンセリングを受けることで、受診のタイミングなども相談できます。

夫は、社会では才能を発揮しているのかも…

仕事に支障が出ていたり、何度も転職を繰り返したりしているようなら、迷わず医師やカウンセラーなど専門家に助けを求めることが必要です。
女性からしてみると、「どうしてこんな男性と結婚しちゃったんだろう…」と感じることは多いかもしれませんが、社会では素晴らしい才能を発揮して、バリバリ働いている可能性があります。
発達障害の人は、少し幼いところがあり、成長がゆっくりという側面があります。家族で動物を飼ったり、専門家に相談するなどして、家族での時間を楽しんでみてください。道が拓けてくるかもしれません。

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