トップページ > 考えよう!親とのこと (介護) > 気になるコト、専門家に聞いてみました! > 親孝行のコト > 審査無し!低金利でお金を借りる

大事なことだから、今から考えておきたい!考えよう!親とのこと

気になるコト 専門家に聞いてみました

介護 親孝行のコト

お金関連 2014.07.16

審査無し!低金利でお金を借りる

  • mixiチェック
親の介護資金はどの程度想定しておけばよいでしょうか。まず最初にチェックしたいのは公的介護保険で受けられるサービスや金額です。要介護度に応じて月額約5~36万円の介護サービスを保険適用で受けることができ、自己負担額は1割(月額約0.5~3.6万円)です。(「介護サービスの費用はいくら?」で詳しく書いています) 今回は、審査が無く低金利で介護資金を工面する方法をご紹介します。
介護資金は約300万円
公的介護保険でカバーできるもの以外は貯蓄や民間の保険会社が提供する介護保険商品などで準備することが考えられます。例えば5年間介護が続くと仮定し、公的介護保険の自己負担分を含め月々5万円かかるとすると合計300万円程度の準備が必要ですね。
公的介護保険でカバーできるもの以外は貯蓄や民間の保険会社が提供する介護保険商品などで準備することが考えられます。生命保険文化センターが介護経験がある人にどの位の期間介護を行ったのかを調査したところ、平均4年9ヶ月というデータが出ました。(公益財団法人生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/平成24年度より)

例えば5年間介護が続くと仮定し、公的介護保険の自己負担分を含め月々5万円かかるとすると合計300万円程度の準備が必要ですね。将来の介護に向け少しづつでも貯蓄ができていたら心強くなります。
生命保険を担保にお金を借りられる
お金の備えがないうちに急きょ介護が必要になった時には、生命保険を担保にお金を借りるという方法も一つの選択肢です。「契約者貸付」という制度で解約返戻金のうち一定割合の金額まで借りることができます。金利は契約している保険の予定利率に1~2%程度の上乗せとなるケースが多いようです。

予定利率2%の保険契約の場合、約3%などでお金を借りることができます。キャッシングなどで借りると5~18%程度の金利がかかることを考えると利用しやすいかもしれません。介護保険を受給できる条件を満たさない軽微な介護が一時的に必要になった時などにも助けになりますね。

借入にあたっては、審査や保証人も不要です。さらに通常の借入のように信用情報機関にも登録されません。キャッシングやリボ払いといった借入は信用情報機関に登録され、住宅ローンやクレジットカードの審査時に照会され、影響がある場合もあります。「契約者貸付」は既に払っている保険料の積立部分から借りるため、審査や信用情報の記録がありません。保障や配当を受け取る権利なども継続されます。
、生命保険を担保にお金を借りるという方法も一つの選択肢です。「契約者貸付」という制度で解約返戻金のうち一定割合の金額まで借りることができます。金利は契約している保険の予定利率に1~2%程度の上乗せとなるケースが多いようです。
契約を失効させないように注意
このように便利な「契約者貸付」ですが、注意点もあります。

例えば、借入中に保険の満期を迎えたり、保険対象となる方の死亡などが起こった場合には、本来受け取れる保険金額から借りている金額・利息については差し引かれた支給となってしまいます。また、低くても利息はつくため金額が膨らみ解約返戻金額を超えてしまうと契約が失効してしまう可能性もあります。そのため返済の目処が立つ一時的な借入として使うことや、早めの返済を心掛けたいですね。

また、保険以外でも銀行の定期預金を担保にしてお金を借りる方法などもあります。定期預金金利+0.5%等で借りられる当座貸越や、個人事業主で小規模共済を積立てていれば、こちらにも契約者貸付制度があります。

あらかじめ現金を準備して支払えたら理想ですが、介護に対する急な対応では予想外の出費もあるかもしれません。有利な借入方法を知っていれば心強いですね。ボーナスでの返済など計画を立てながら上手に利用できればより安心です。
furouchi2
風呂内 亜矢 先生
CFP®認定者、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー
1978年生まれ。岡山出身。26歳の時にマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強と貯蓄をスタート。現在は夫婦で4件の物件を保有。購入体験と不動産営業職の経験を元にテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、セミナーなどでお金に関する情報を発信している。
新刊「その節約はキケンです-お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか」、監修「最新版 届け出ひとつでお金がもらえる本」など多数

ご利用にあたっての注意・お願い
本コーナーに掲載する情報は、「親」とのことをテーマに、日々の暮らしのヒントとなる情報の提供を目的としているものです。また、内容の正確性を保証するものではありません。このことを充分ご認識の上、あくまで参考情報として本コーナーをご利用いただき、必要に応じ適切な対処を行うようお願いします。本コーナーに掲載された情報、それに基づく行為により、何らかの不都合、不利益が発生し、また、損害を被った場合でも株式会社ベネッセコーポレーションは責任を負いかねますので予めご了承ください。