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お金関連 2015.04.15

親と夫の企業年金制度をチェック

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自営業の場合は国民年金、会社員の場合は厚生年金、さらに会社によっては企業年金や退職金の制度があります。親や自分たちのセカンドライフに大きく影響するお金なので会社の制度もよく確認しておくと安心です。
年金は3階建て構造
日本の年金の仕組みは3階建て構造になっています。
日本の年金の仕組みは3階建て構造になっています。

1階(基礎年金):
日本国内に住所がある20歳以上から60歳未満の全員が加入する国民年金。

2階(被用者年金):
会社員や公務員が加入する厚生年金や共済年金(平成27年10月から厚生年金に統一)。

3階(企業年金):
企業で上乗せして準備する年金制度。

平成27年度の年金支給額は1階のみ(国民年金)に加入している場合、満額で1人あたり月額65,008円です。2階まで加入(厚生年金)している場合は月額221,507円(夫と専業主婦の標準的な夫婦2人分)です。3階部分の企業年金はこれらにプラスして年金や退職金を備えるための制度です。
企業年金とは?
企業年金(3階部分)には厚生年金基金、確定給付企業年金、確定拠出年金などの種類があります。親や夫、自分が加入している年金の種類をあらかじめ確認しておくと今後の資金計画も立てやすくなります。
企業年金(3階部分)には厚生年金基金、確定給付企業年金、確定拠出年金などの種類があります
(1)厚生年金基金について
厚生年金基金は、2階部分にあたる厚生年金(老齢厚生年金)を一部代行(代行部分)することにプラスして独自の上乗せをした年金資産の管理・運用・給付を行っている制度です。

掛金は給与明細に基金掛金、厚生年金基金掛金などの言葉で表記されます。また、毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」に厚生年金基金の加入期間が記載されていたら厚生年金基金に加入していると判断できます。定年退職時などの受給時は自分で厚生年金基金に連絡をして手続きをすることになります。

(テレビのニュースやお勤め先の説明などで「代行返上」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。この場合、従来厚生年金基金で運用していた厚生年金の「代行部分」を国に返上して別の企業年金制度に移行されているケースなどを指していることが想定されます。)
(2)確定給付企業年金について
確定給付企業年金は規約型と基金型という2種類の制度があります。

規約型は会社が信託銀行や生命保険会社と契約し運用・給付する仕組みです。基金型は企業年金基金という法人を別でつくり運営する方法です。先ほど出てきた厚生年金基金の代行部分がない上乗せ部分のみを運用している仕組みになります。

定年退職でお金を受取る際、規約型の場合は会社経由で運用を任せている信託銀行や生命保険会社に対して書類を提出することになります。基金型の場合は会社を通さず本人と基金の間で手続きをします。給与明細には退職金掛金、企業年金掛金、確定給付掛金などと表記されるケースが多いでしょう(加入者負担がある場合)。

(3)確定拠出年金について
確定拠出年金は会社によってはDC、401kなどと呼ばれることもあります。これらのキーワードで退職金・年金制度について説明を受けたことがあるようであれば加入している企業年金は確定拠出年金であると考えられます。
いずれの企業年金も給与明細以外に企業の人事・総務、就業規則、退職金規約などを確認することで、どの制度に加入をしているか知ることができます。受給するときの連絡先や、一時金と年金どちらで受取るかを検討するためにも一度問い合わせてみると安心ですね。
確定拠出年金は厚生年金基金や確定給付企業年金とは違い、拠出する額が確定している年金です。企業が支払う掛金の運用方法を加入者自身が指示することになります。加入者が指示した運用の結果によって給付される退職金や年金額が変わります。

以前は掛金を企業が負担していたため給与明細に記載はありませんでした。平成24年1月1日からはマッチング拠出といって加入者自身も掛金を上乗せできるようになっています。マッチング拠出の制度を導入していて掛金を上乗せしている場合は給与明細にも掛金が表示されています。定年退職時などは運営管理機関に自分で連絡します。

いずれの企業年金も給与明細以外に企業の人事・総務、就業規則、退職金規約などを確認することで、どの制度に加入をしているか知ることができます。受給するときの連絡先や、一時金と年金どちらで受取るかを検討するためにも一度問い合わせてみると安心ですね。
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風呂内 亜矢 先生
CFP®認定者、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー
1978年生まれ。岡山出身。26歳の時にマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強と貯蓄をスタート。現在は夫婦で4件の物件を保有。購入体験と不動産営業職の経験を元にテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、セミナーなどでお金に関する情報を発信している。
新刊「その節約はキケンです-お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか」、監修「最新版 届け出ひとつでお金がもらえる本」など多数

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