トップページ > 考えよう!親とのこと (介護) > 気になるコト、専門家に聞いてみました! > 介護のコト > 外出時のつえ、靴と車いす選び

大事なことだから、今から考えておきたい!考えよう!親とのこと

気になるコト 専門家に聞いてみました

介護のコト

家での介護のコツQ&A 2014.01.15

外出時のつえ、靴と車いす選び

  • mixiチェック
外出は、出会った人との会話の楽しみや、見たり聞いたり触れたりすることが脳の刺激や活性化につながるので、強制ではなしに積極的に取り入れたい日常活動です。安全に外出を楽しめるよう、介護者は外出のルートや時間帯が安全かどうか、事前に確認しておくと安心です。

同行・介護する人は、水分補給や体温調節、トイレなど、本人の様子に注意しましょう。歩行が不安という場合は、必要に応じてつえや車いすなどを使うと、移動が楽になり、行動範囲も広がります。

旅行の手助けをしてくれる会社やボランティアサークル、NPO法人などを利用すれば、本人が考えている以上に遠いところにも出かけられるのではないでしょうか。
身につけるもののチェックポイント
服装は、動きやすく、脱いだり着たりしやすいものが基本ですが、機能だけでなく本人の好みも取り入れて、気持ちを盛り立てましょう。気温差に対応できるよう、上着、マフラー、ひざ掛け、帽子など、季節に合わせて用意します。靴は、履きやすくて脱げにくく、軽くて歩きやすいものを選びます。左右で足の大きさが異なる方のために、片足販売をしている靴もあります。

最近は、つえも色や柄の種類が多くなってきました。外出時の補助ツールとして、大いに利用したいものです。握りの形がいろいろあるので、実際に試してみて、持ちやすく安定の良いものを選び、長さは、身長や姿勢に合わせて調節しましょう。屋外は平面ではなくでこぼこがあります。多点づえでは、かえってバランスを崩しやすくなるので、外出向きではありません。

つえの先端にはゴムやシリコン製のすべり止め(チップ)がついています。ここが摩耗してくると、つえをついたときにすべりやすくなり危険なので、減り始めたら早目に交換しましょう。

車いすの選択は、気持ちよく座れ、姿勢保持ができること、移乗しやすいこと、走行しやすいことなどがポイントです。しかし、本人の身体機能、使用する環境、介護者の能力などによって、車いすに求められる内容も変わってきます。多種多様な車いすの中から目的に合ったものを選択することは、大変難しいことです。見た目の色や軽さで選ばずに、福祉用具専門相談員などの専門家に相談し、目的に合った車いすを選びましょう。
外出時の注意点
つえを持っての外出では、本人と介助する人が歩調を合わせ、ゆっくりと歩きます。繁華街や駅など人の多いところでは、つえを蹴られたり物にぶつかったりして、体のバランスを崩すことがあるかもしれません。介護者はすぐ対応できるように、本人のそばで支えましょう。

車いすを使うときも、坂道や段差があるので、乗っている人の視線や重心を意識しつつ周囲にも気を配らなければなりません。安全な使い方を身につけてから、外出の本番を。
楽しい旅行計画を
最近は、交通機関や宿泊施設も様々なサービスを備えており、車いすを利用している方でも気軽に旅行ができるようになりました。旅行会社によっては、看護師さんが添乗しているツアーもあるので、外出に慣れてきたら、旅行の計画を立ててみてはいかがでしょう。家族旅行、親族旅行は気を使わず、介護の手も増えるので、みんなが楽しめます。介護経験のない若い世代にも、介護を知ってもらうチャンスです。ぜひ多人数で出かけてみてはいかがでしょう。
浜田 きよ子
浜田 きよ子 先生
高齢生活研究所/株式会社はいせつ総合研究所/排泄用具の情報館むつき庵 代表。
年をとっても笑顔で楽しく暮らせるように、介護する人にもされる人にも優しいケアの情報を発信。むつき庵主催の「おむつのファッションショー」は、各方面から注目されている。著書多数。最新刊「福祉用具で変わる介護のある暮らし」(中央法規出版)

ご利用にあたっての注意・お願い
本コーナーに掲載する情報は、「親」とのことをテーマに、日々の暮らしのヒントとなる情報の提供を目的としているものです。また、内容の正確性を保証するものではありません。このことを充分ご認識の上、あくまで参考情報として本コーナーをご利用いただき、必要に応じ適切な対処を行うようお願いします。本コーナーに掲載された情報、それに基づく行為により、何らかの不都合、不利益が発生し、また、損害を被った場合でも株式会社ベネッセコーポレーションは責任を負いかねますので予めご了承ください。