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介護のコト

介護のきほん 2014.01.15

介護保険にはどんなサービスが?

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「在宅」と「施設」、それぞれのサービス
介護保険によるサービスの内容は、大きく2つのパターンに分かれます。一つは、自宅で受けられる「在宅サービス」。もう一つは、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)や介護老人保健施設(老健)などの施設に入所して受ける「施設サービス」です。個々の利用者、家族、家庭の状況に応じた、最適な介護の環境を選択しましょう。

また、それぞれのサービスを様々な介護事業者が行っていますから、どの事業者からサービスを受けるかも、利用者が主体的に選ぶことになります。これらも慎重に選択すべき内容として、大切に考えていきましょう。また、ケアマネジャーや事業者との相性が悪いときには、利用者が我慢することはありません。変更も可能です。
「要支援」と「要介護」のサービス内容の違い
認定された介護度が「要支援」と「要介護」では、利用できるサービス内容が少し異なります。要支援の場合は、要介護者に比べ、施設で介護を受けなければならないほど症状が重くないと位置付けられます。むしろ、今できていることをできるだけ自立して継続してゆく生活を重視するので、居宅サービスが中心で、施設サービスは対象外です(短期間入所する「ショートステイ」は、利用できます)。
サービスの組み合わせは長いスパンを考えて
介護サービスの内容は、利用者本人の心身の状態や生活の変化に合わせて、柔軟な支援を心がけ介護サービスを受ける本人の思いや希望が、最大限に尊重されるべきものです。その一方、日常生活は本人の状態だけでなく、家族の状況や環境など、さまざまな要因によって変化していきます。そのため、介護する側は、今の支援の内容が適切かどうか、家族の現状も照らし合わせながら検証を行い、柔軟な対応が求められます。

特に親の介護を考える場合は、家族としての責任感から過剰に負担となるような介護状況を、自ら選んでしまうことが少なくありません。長いスパンで介護を考え、家族全員にとって無理が生じないようなプランを、ケアマネジャーや訪問スタッフを交えてよく話し合って決めていきましょう。


<在宅サービス>
訪問系サービス、通所系サービス、施設短期入所サービスの中から、必要なものを複数組み合わせて利用してゆくのが一般的です。
<施設サービス>
要介護度1~5の認定を受けている人は、施設サービスも利用することができます。介護保険で利用できる施設は介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設(老健)、介護療養型医療施設(療養型病床群)の3種類で、いずれも市区町村あるいは施設に直接申し込みます。
<地域密着型サービス>
2006年度の介護保険法は介護保険法の改定で新たに設けられたのが、「地域密着型サービス」です。サービスの種類は多彩ですが、要支援では利用できないものもあるので、確認が必要です。
<その他のサービス>
支給限度額とは別枠で受けられるサービスに、居宅療養管理指導、特定福祉用具販売、住宅改修があります。手すりをつけたり段差をなくしたりする住宅改修工事費用は、工事の前に申請をしていないと支給されないので注意しましょう。

<地方自治体独自のサービス>
支給限度額の上限を超えたサービスを、市区町村が独自の判断で給付するサービスを「上乗せサービス」と言います。訪問時間の延長や、住宅改修費用の支給額の増額など、給付対象サービスの質と量を高めたものが上乗せサービスです。また、移送用のタクシー券の支給や配食サービス、紙おむつの助成など、介護保険の給付対象外のサービスを「横出しサービス」と言います。介護保険とは別の個別契約によるサービスで、市区町村ごとにさまざまなので、担当窓口に問い合わせましょう。
taketani
武谷 美奈子 先生
学習院大学卒 福祉住環境コーディネーター 宅地建物取引主任者取得
介護相談アドバイザー、高齢者の住まい選びについての相談アドバイザー。
「有料老人ホームの選び方」「仕事と介護の両立」「介護保険制度の基礎知識」などのテーマでセミナー講師をしている。日経BP社より共著にて「これで失敗しない!有料老人ホーム賢い選び方」を出版。 

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