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エイジングケアインフォ 2016.04.06

コラーゲンペプチドでお肌を健やかに

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高齢になると皮膚のちょっとした傷がなかなか治らないとか治りが遅いと感じることがありますね。年のせいだと諦めていませんか?傷の治りが遅い原因は、年齢の他に、栄養が偏っているせい(皮膚や粘膜の保護に関わるビタミンB群、A,C,E、新しい細胞を作るのに必要な亜鉛などの微量元素、身体を作るアミノ酸、コラーゲンの不足)、病気のせい(糖尿病、肝臓病、貧血など)、薬のせいなど、様々な原因があります。

今回はお肌に良いと言われているコラーゲンの効果と食事との関係について、医療法人社団三喜会鶴巻温泉病院 栄養サポート室室長(管理栄養士)の髙﨑美幸先生に教えていただきました。
コラーゲン摂取への期待
コラーゲンは、皮膚、血管、腱、歯など体のあらゆるところに存在する繊維状のタンパク質です。皮膚の内側にある真皮の2/3以上を占め、ヒアルロン酸などと一緒にお肌のうるおい・ハリやぷるぷる感を保っています。

コラーゲンの摂取で、皮膚の再生を促す効果や骨粗鬆症や関節疾患(変形性関節症や慢性関節リウマチ)改善の研究があり、日常の食生活で常に補給しておく必要があります。

従来より化粧品やサプリメントが市場に出ておりますが、実際に皮膚の状態を改善する効果があるかどうかについては、科学的に証明されていませんでした。むしろコラーゲンを大量に摂りすぎると、ニキビや吹き出物が出来やすいとか、アレルギー症状が出ることが知られており、あまりお勧めしないというのが定説でした。

今回ご紹介するコラーゲンペプチドは、今までのコラーゲンとどう違うのか、傷の治りにくさの改善ができるのか、栄養の面から見ていきたいと思います。
コラーゲンとコラーゲンペプチドはどう違う?
コラーゲンは、手羽先や魚のあらを煮た後に冷めてできる煮こごりのことです。肉や魚の骨や皮に含まれていますが、吸収率が良くありません。

そこで、コラーゲンに熱を加えて消化吸収しやすくしたものがゼラチンです。ゼラチンをさらに酵素を使って分解したものがコラーゲンペプチドとなります。細かく分解されているため、消化しやすく体の吸収性が高くなっています。

分解されて分子の大きさが細かくなっていますが、たんぱく質としてのアミノ酸の組成は同じです。
現代の日本人のコラーゲン摂取量は平均で1日1.9gと言われています。コラーゲンの推奨摂取量は1日5〜10gと言われていますが、有効性と安全性については十分に証明されていません。
食事で効果的にコラーゲンを摂取するコツ
傷の治りが遅い原因に上げられている栄養の偏りを是正することは、私たちの世代では、美肌にもつながりますね。美肌のためには、スキンケアなど外側からのお手入れをすることも大切ですが、食事で内側から美肌を作ることも大事ですね。食事が整うと、傷の治り方や肌質も向上します。

機能性成分でどんなに良いものが出て来ても基本の食事をおろそかにしては元も子もありません。炭水化物ばっかり(麺・パン・おにぎりだけ)。サプリメント頼み。ヘルシーにサラダだけ。いずれもお肌の材料不足になります。

気をつけたいことは、エネルギーのもとになる炭水化物、脂質は、必要量摂取すること。身体の材料になるたんぱく質を忘れないこと。お通じを整えること(味噌、ヨーグルトなどの発酵食品、腸内細菌の餌になる食物繊維やオリゴ糖の摂取)。

コラーゲンペプチドを手軽に補給できるドリンクやゼリーなどの栄養補助食品で摂取するのもオススメです。栄養補助食品で摂取する際は、効果の期待できる商品を見分ける目も大事です。必ず商品の配合内容などラベルで詳細を確認してくださいね。
takasaki
髙崎 美幸 先生
医療法人社団三喜会 鶴巻温泉病院 栄養サポート室 室長
管理栄養士、NRサプリメントアドバイザー、人間ドック健診情報管理指導士、臨床栄養師、在宅訪問管理栄養士、NST専門栄養士、TNT-D管理栄養士他。
「日本中どこでも当たり前に在宅の栄養ケアが受けられる体制構築と普及」を目指して、地域包括ケアシステムの中で、栄養士にできることを積極的に実践している。

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