今どき「子どものお菓子事情」と歯科医師の「むし歯予防アドバイス」

子どもはお菓子が大好き。3度の食事だけではたりない子どもにとって、お菓子は大切な栄養源でもあります。とはいえ、むし歯も心配だし、みんなは甘いものにどのくらい気をつけているんだろう...。気になる子どものお菓子事情を探ってみました。

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子どもが好きなお菓子。ママ4000人の回答は?

たまひよママに、「子どもに食べさせるお菓子」に関するアンケートを行ったところ、4038人から回答がありました(※)。その結果、子どもが好きなお菓子第1位は「アイスクリーム・プリン・ゼリー」。2位「果物」、3位「スナック菓子」、4位「チョコレート」、5位「クッキー」と続きました。3位にスナック菓子が入っているものの、子どもはやはり甘い物が好きなことがわかります。

一方で、「子どもにお菓子を食べさせるとき、むし歯のことは気になりますか?」との質問には、「とても気になる」53.7%、「まあまあ気になる」39.3%。実に9割以上のママが「お菓子を食べさせるとき、むし歯が気になる」と回答。
そのためか、「甘いお菓子を子どもに食べさせていますか?」という質問には、「よく食べさせている」35.3%、「ときどき食べさせている」45.6%の一方、「できるだけ食べさせない」10.7%、さらに「ほとんど食べさせない」というママも6.9%いて、甘い物を欲しがる子どもvs食べさせるのを気にするママという構図があることも浮かび上がりました。

お菓子は1日1回、決まった時間にあげているママ多数

さらに、子どもにお菓子をどのようにあげているか聞いてみると…。

■お菓子をあげている頻度
「1日1回」が73.8%と断トツ1位。「1日2回」18.1%、「1日3回以上」2.5%、「食べさせない」5.6%と続きます。
■子どもにお菓子を食べさせる時間
「決まった時間に食べさせている」64.2%、「欲しがるときに食べさせる」28.2%、「その他」7.6%。 全体の傾向として、「1日1回、決まった時間に食べさせている」というママが多いことがわかりました。一方、「1日複数回、欲しがるときに食べさせる」というママも28.2%いることもわかりました。
気になる「お菓子を食べたあとのむし歯予防(複数回答)」としては、67.2%のママが「お茶、水を飲ませる」と回答。また、「歯磨きをさせる」26.6%、「うがいをさせる」12.2%。一方、「とくに何もしていない」という回答も21%見られました。

また、「その他」2.4%の中に多く見られたのが、「キシリトールガム・タブレットを食べさせている」というもの。ちなみに、キシリトールを「毎日食べさせる」「よく食べさせる」というママは10.3%。「時々食べさせる」13.6%を合わせると、約4人に1人が食べさせていて、キシリトールを取り入れているママも少なくないことがわかりました。

果物はむし歯になりにくい!?子育て歯科の先生に聞く、お菓子アドバイス

子どもには好きなものを食べさせてあげたいけれど、むし歯も気になる…そう考えるママはどうしたらいいのでしょう。今回のアンケート結果を、子育て歯科で多くのママにアドバイスを行う、テクノポートデンタルクリニック院長の倉治ななえ先生に見ていただきました。
果物はむし歯になりにくい
「好きなお菓子の2位が『果物』というのは意外でした。果物は、含まれる糖分が『フルクトース』といってむし歯になりにくいだけでなく、繊維質を含むので食べるときによくかみ、かむことで唾液(だえき)が出て、果物の繊維質と唾液のダブル効果で口の中をおそうじしてくれます。歯科医師からみると果物はおやつの優等生なんです」(倉治先生)
さらに、1位のアイスクリーム・プリン・ゼリー、4位のチョコレートも、口の中に長時間とどまるものではないので、一概にむし歯のもとになるとはいえないそうです。

食べる量より頻度にご注意!
むし歯にならないようにするには、甘いものはあまり食べないほうがいいのでしょうか?
「甘いお菓子を食べる=むし歯になるというわけではありません。気をつけたいのは、食べる量ではなく、『頻度』です。長時間だらだらと甘いものを食べたり飲んだりすることで、むし歯菌が酸を出し続け、歯を溶かすことでむし歯になります。
ちなみに、日本の子どもたちにむし歯が多かった原因の一つが、『食後にデザートを食べる習慣がなかった』ことだといわれています。デザートを食べさせないことで、子どもが常に甘いものに対し飢餓感をもち、アメなどを喜んで食べていたというものです。なので、むし歯予防の観点からは逆に、デザートとして甘いものをしっかり食べさせ、だらだら食べを防ぐことも大切です」(倉治先生)
お菓子のあとは、お茶や水、キシリトール
「むし歯の原因は、口の中が酸性に傾くこと。pH(ピーエイチ)5.5より酸性になると歯の表面からミネラル分が溶け出し、むし歯になります。ですから食後、お茶や水を飲ませ、口の中の酸を洗い流すことはむし歯予防に一定の効果があると思われます。また、キシリトールは、むし歯菌に、むし歯の原因となる『酸』を発生させず、唾液を出すことから、食後すぐに食べさせるとむし歯予防効果が高くなりますよ」(倉治先生)
すでに、キシリトールを取り入れているママからは、「1才のとき歯科検診で歯が弱いと指摘され、おやつのあとに『ひとつだけのお約束』と言ってキシリトールを食べさせるように。子どもも、『ひとつだけーのおやくそくー』と歌いながら好んで食べています」「3才ころから、お菓子を食べるときにむし歯予防として一緒に食べさせています。おいしく食べているので正解かな」というコメントが。

甘いお菓子が必ずしもむし歯の原因になるわけではないようでひと安心。だらだら食べさせないことと、お菓子のあと、お口をきれいにすることに気をつけ、子どもが喜ぶお菓子をあげたいですね。

※たまひよ「子どもに食べさせるお菓子」に関するアンケート(2020年7月2日~7日実施、回答数4038人)より

甘いのにむし歯予防に役立つキシリトール。その理由を知る!>

知っておきたいことがいっぱい
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協力/株式会社ロッテ

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