子育て歯科の先生、教えて!子どものお口と歯、気になる!10のQ&A

「子どもの口がくさい...」「フッ素塗布は何歳までするの?」など、気になったり、疑問に思っていながらつい聞きそびれていること、ありますよね。今回はそんな疑問の数々を子どもの歯に詳しい歯科の先生にお聞きしました。これで解決の糸口が見つかりそう!

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【ママたちの素朴な疑問】子どもの口がくさいのは、「舌」が原因だった!?

お答えいただいたのは
テクノポートデンタルクリニック院長
倉治ななえ先生
Q1.歯磨きをしているのに子どもの口がくさいのはなぜですか?

A.原因はさまざま。舌を掃除したら、その場で消える場合も
考えられる原因は、以下の5つです。
1.磨き残しがある
しっかり磨いているようでも、磨きづらいところはやはりあって、とくに、上の奥歯のほっぺた側や下の奥歯の舌側(内側)の歯ぐきとのキワなどは、十分磨けていないことも。前歯の裏側も磨き残しがちな場所です。糸ようじやフロスを使っていないと、歯と歯の間にも汚れは残りがちに。
2.舌の掃除不足
舌についた汚れが口臭の原因ということもあります。年長さん以上では、舌ブラシ、または、お口ふきシートや乾いたガーゼなどで舌の掃除をしてみてください。口臭がその場で消える場合も多いですよ。
3.生理的なもの
朝の口臭は生理的なものなので、朝食を食べることで解決する場合もあります。
4.隠れたむし歯がある
口臭が気になるとき、むし歯が原因ということも少なくありません。歯科医に相談してみてください。
5.ドライマウス
ドライマウスは、お茶や牛乳の飲み過ぎで唾液(だえき)の分泌が少なくなることから生じることもあります。お茶や牛乳を控え、のどが渇いたら水を飲ませ、キシリトールガムやタブレットをあげてみてください。唾液の分泌が増えてきます。唾液がたくさん出る子は口臭が少ないものです。

Q2.子どもなのに前歯に茶渋のようなものがついていることがあります…

A.麦茶などに含まれるステインが原因かも
おそらく麦茶などに含まれるステインが歯の表面に付着したものと思われます。歯医者さんでクリーニングしてもらってから、ステインが付きにくい市販の歯磨き剤を使うなどしてみましょう。また、歯の表面がデコボコしていると茶渋が付きやすいもの。フッ素入り歯磨き剤で念入りに磨くなどして、歯の表面をなめらかにすると、徐々に茶渋やステインが付きにくい歯になりますよ。

Q3.子どもによってむし歯になりやすい、なりにくいはありますか?

A.きょうだいが3人いたら3人ともリスクは異なります
むし歯のなりやすさは、「むし歯菌の量」「唾液の緩衝能」「唾液の分泌量」「フッ素の取り入れ方(歯磨き剤、歯科医院での定期的な塗布など)」「食生活」などが影響し、人によって異なります。唾液の分泌量など、子どもの体質によるものもありますが、甘いもののちょこちょこ食べや甘い飲み物のちょこちょこ飲みといった、むし歯の原因になることを避けるなど、リスクを知って改善するよう心がけましょう。

【子どもの歯磨き】歯磨きは1日1回でもいいですか?

Q4.歯磨きは1日1回でいいですか?フッ素塗布は何歳から何歳まで必要ですか?

A.夜しっかり磨き、朝はキシリトールという方法も
可能なら朝晩2回磨くことが望ましいですが、忙しいときは、朝は食後にキシリトールを食べさせ、夜しっかり磨く、という時期があってもよいでしょう。
フッ素塗布は、母子健康手帳の省令様式(全員に配布するもの)の1歳6カ月のころの保護者の記録に、「歯にフッ化物(フッ素)の塗布やフッ素入り歯磨きの使用をしていますか」という項目がありますので、1歳半ころから始め、その後は歯科の先生に相談して継続していただくのがいいと思います。
Q5.歯磨き剤はいつごろから使うといいですか?

A.歯が生えたら月齢にあったものを
歯が生えたら月齢にあったものを使いましょう。最初は、切ったつめ程度の少量を使います。

Q6.子どももフロスを使ったほうがいいですか?

A.乳歯列が完成したら糸ようじで掃除を!
はい。乳歯列が完成したら、上下左右の奥歯の間は糸ようじで掃除しましょう。乳歯の奥歯は中学1年生くらいまで使う子が多いので、使用期間は長いです。奥歯の間がむし歯になりやすいので、3歳を過ぎたら奥歯だけでも糸ようじで掃除する習慣をつけましょう。

Q7.子どもが嫌がって歯医者さんに行けないのですが、いずれ生え替わるからほうっておいてもいいですか?

A.乳歯のむし歯が次に生える永久歯に影響することも
乳歯はいずれ生え替わりますが、むし歯がひどくなると、次に生えてくる永久歯に悪影響を与えたり、歯並びが悪くなったりすることも。乳歯はあごの骨を発育させ、かみ合わせをつくる重要な役割があります。むし歯にならないよう気をつけたいものです。
遅くとも1歳半健診が終わったら、歯医者さんデビューをしましょう。1歳半健診で問題ないと言われても3歳健診までずいぶん時間が空いてしまいます。年に3~4回の歯科定期健診を受けておくと安心です。お子さんを得意とする歯医者さんであれば、上手に見てくれるはず。小児歯科、または保健所に相談するのもいいですよ。

【むし歯予防】キシリトールはむし歯予防に役立ちますか?

Q8.キシリトールは甘いのでむし歯になりそうな気がします…

A.むし歯の原因にならないだけでなく、むし歯菌を少なくしてくれます
通常、むし歯は、むし歯菌が砂糖などを食べて作った「酸」が原因となってできますが、キシリトールは、天然素材の甘味料で、むし歯菌が食べても「酸」を出さず、むし歯の原因とはなりません。さらに、むし歯の原因菌のミュータンス菌を結果的に少なくする効果もあります。キシリトールは唾液の分泌も促すため、上手に取り入れてむし歯予防に役立てたいものです。
Q9.キシリトールを歯磨きのあとにあげるのは抵抗があります。大丈夫ですか?

A.歯磨き嫌いが克服できたら、キシリトール→歯磨きの順に
フッ素入り歯磨き剤に含まれるフッ素を有効利用するには、歯磨き後30分間程度、飲食しないほうがいいとされています。その意味では、キシリトールは歯磨き前にとらせるほうが効果的です。ただ、小さなお子さんで、毎日の歯磨きを嫌がる場合など、ごほうびとして歯磨き後にキシリトールタブレットを食べさせると、歯磨き嫌いを克服できることも。歯磨き→キシリトールの順で歯磨き嫌いが克服できたら、食事→デザート→キシリトール→歯磨きの順にもっていきましょう。

Q10.キシリトールは毎日食べさせたほうがいいのでしょうか。

A.自由に食べてむし歯予防を!
キシリトールは、長期的にみると、規則的に食べても自由に食べてもその効果に大きな差がないことがわかっています。どのタイミングでも食べたいときに自由に食べてむし歯予防効果が得られるのがキシリトールのよいところ。自由に取り入れてください。

甘いのにむし歯予防に役立つキシリトール。その理由を知る!>

知っておきたいことがいっぱい
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