第6回 北澤 豪さんが語る!スポーツが教えてくれる「お互いを理解しリスペクトする心」

世界で今、障がいのある子どもは約2億人いるといわれています。障がいのある子どもたちが将来にわたり安心して暮らしていくためには、誰にとってもやさしい環境づくりがとても大切です。
今回登場いただくのは、元サッカー日本代表で、現在は日本障がい者サッカー連盟の会長を務める北澤 豪さん。障がい者サッカーを通じて感じたことや、安心・安全なまちづくりについての考えを聞きました。


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同じ目線に立って、初めてわかることがある

北澤 豪さん
1968年生まれ。修徳高校卒業後、本田技研工業株式会社に入社。海外へのサッカー留学・日本代表初選出を経て、読売クラブ(現東京ヴェルディ)で活躍。2003年現役を引退。現在は日本サッカー協会理事、日本障がい者サッカー連盟会長。社会貢献活動にも積極的に取り組み、サッカーを通じて世界の子どもたちを支援できる環境づくりをめざしている。
――北澤さんは、7つの障がい者サッカー団体の強化と普及に取り組む「障がい者サッカー連盟」の会長としても活動されています。4年間活動してきて、感じたことはありますか。

最初は、障がいのある人たちに気を遣って接していた自分がいました。でも、長く一緒にいることで、だんだん障がいのことを忘れて、サッカーについて同じ目線で話せるようになったんです。僕はサッカーがきっかけでしたが、地域の活動やスポーツなど、健常者も障がい者も一緒になって何かをする場があれば、お互いにもっと過ごしやすい社会になるのかなと思います。
――場を共有することが大切なんですね。

子どものころからそういう機会があったほうがいいと思います。たとえば、われわれは「インクルーシブ・フットボール」といって、健常者も障がい者も一緒になってサッカーをする活動もしています。子どもたちには「この子はこんな障がいがあって、ここに気をつけてあげてね」などという説明はあえてしません。でも、一緒にサッカーをするうちに子どもたちは「この子にはこうしたほうがいいな」とすぐに理解して反応するんです。

――インクルーシブ・フットボールならではのルールはありますか?

電動車いすの子がチームにいたら、タッチラインを電動車いすゾーンにしたり、ボールが車輪にはさまらないように少し大きめのボールを使ったりしています。あとは、走ってはいけないというルールの「ウォーキング・サッカー」をすることもあります。ウォーキング・サッカーなら、障がい者だけでなく小さな子どもから高齢者まで、年齢の幅を超えて楽しむことができます。家族みんなでできるので、お母さんにもぜひやってほしいと思います。実際に自分がプレイすることで、サッカーを頑張る子どもの気持ちを同じ目線でもっと理解できるようになりますから。

SDGsとスポーツのマインドは共通している

――スポーツは多様性を考えるよいきっかけになりますね。

サッカーなどの団体競技は、健常者、障がい者という垣根は関係なく、チーム内でリスペクトし合わないと成立しません。そこは学校ではなかなか教えづらい部分かもしれません。SDGs(持続可能な開発目標)の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」という理念は、そんなスポーツのマインドとも共通しています。サッカーという身近なところから、みんなが住みやすい社会を考えるきっかけをつかんでもらうのはすごく大事なことだと思います。
――北澤さんは、アジア、アフリカ、南米などさまざまな国でも社会貢献をされてきました。

サッカー日本代表の選手として海外を訪れる度、その国のことを学び、子どもたちにサッカーを教えてきました。引退後も、世界中のあちこちに行き、給水設備を作るなどの社会貢献をしてきました。そのとき、現地の人にただ話しかけてもなかなか理解し合えません。でも、「サッカーをやろうよ」と言うと、人が集まってきます。そうして関係を築き、助け合うことにつながるということがあります。

お互いを理解し合える未来のためにできること

――SDGsでは、障がいのある人もない人も、安心して住み続けられるまちづくりを目標の一つに定めています。

「どんなまちをつくればいいんだろう」と考える上で、サッカーチームは小さなまちとしてのよいモデルケースになると思います。自分たちのチームを強くしようと思ったら、改善策を考えてそれに取り組んでいきますよね。まちづくりも同じ。たとえばインフラ整備をする上で「お年寄りが歩きやすい歩道にしよう」「狭い道を広くしよう」などと意見を出し合うことで、より住みやすいまちをつくることができます。
子どもたちにも、サッカーから発展させて社会について考えさせると、理解しやすくなるかもしれません。サッカーを入り口に、さまざまな立場の人がお互いをもっと理解して、より住みやすい社会にしていければと思います。

――今の日本の子どもたちを見ていて、感じることはありますか。

ブラインドサッカー(視覚障がい者5人制サッカー)のボランティアを募集すると、学生や若い子たちからのたくさんの応募があって、昔よりも関心が高まっていることを感じます。ブラインドサッカーの体験イベントでも、小学生がとても積極的に取り組んでくれています。

僕たちは歳をとると、目が見えづらくなったり、耳が聞こえにくくなったりと、いろんな不調をきたすようになります。障がい者が抱えている問題は、誰もが持ち合わせている問題でもあるんです。そのことを理解して関心を持って行動している若い子たちが多いので、日本の未来はもっと明るくなるんじゃないかという印象を持っています 。

――これからの時代を切り拓く子どもたちに必要なものは、なんでしょうか。

サッカーでもボランティアでも、夢中になれることに真剣に取り組んでほしいですね。インクルーシブ・フットボールで障がいのある人と触れ合うこともそうですが、実際に経験して感じたことが自分を動かす力になるし、人を動かすことにもつながります。

お母さんやお父さんは、子どもたちにいろいろな経験を積む機会を与えてあげてください。そして、たとえ失敗しても「また頑張れよ!」と気持ちよく背中を押してあげられる環境を、ぜひ用意してほしいと思います。

障がい者支援のほか、途上国支援にも長年積極的に携わってきた北澤さん。「未来は明るい」という力強い言葉と子どもたちへのエールに、勇気をいただいた取材でした。

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マクドナルドの取り組み

マクドナルドは「JFA 全日本U-12サッカー選手権大会」を応援しています。
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子どもたちの未来のために、今、私たちにできること

子どもたちの幸せな未来のために、今、注目されているのが、「SDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標」です。私たちには何ができるのか、日々の生活の中で取り組めることを一緒に考えていきましょう!

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