第1回 子供の成長と運動の関係 - スポーツキッズの体と心を応援!

第1回 子どもの成長と運動の関係


運動をすることによって、子どもの成長にどのような影響があるのか、順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科准教授・博士の鈴木宏哉先生にお話を聞いてみました。
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子どもたちに広がる「体力の二極化」、そのわけは…

昔に比べ、体力・運動能力とも低下しているといわれている子どもたちですが、ある調査によると、「体力の二極化」が進んでいるとか。いったいどういうことでしょうか。

お話を伺った先生

鈴木宏哉先生(順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科准教授・博士)
1999年順天堂大学スポーツ健康科学部卒業、2005年筑波大学大学院博士課程体育科学研究科修了。東亜大学講師、東北学院大学准教授を経て、15年より現職。スポーツ科学、とくに子どもの発育発達学を専門に研究・提言・子ども支援活動などを行う。自身は、8才の女の子、3才・5才の男の子のパパ。

「あまり運動をしていない子」の体力・運動能力が低い!

日本の子どもの体力・運動能力は、昭和60年度をピークに下がり続け、平成12年度が最も低く、その後少しずつ向上しているといわれています。ところが、子どもたちの現状を見てみると、運動・スポーツを週3日以上している子の運動能力が向上しているのに対し、3日未満の子は最も低かった平成12年度とほぼ変わらないことがわかりました。運動をする子としない子で差が開いている、つまり体力・運動能力の二極化が進んでいるのです。どういうことでしょうか…。
参考:「平成27年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(スポーツ庁)より

日常生活の中で、体を使うことがない!?

考えられるのは、昭和60年度と今とでは、同じように「あまりスポーツをしていない」と答えていても、その子たちの生活状況はかなり違うのではないか、ということです。昭和60年ごろはとくにスポーツをしなくても、近所の子たちで鬼ごっこをしたり、少し遠くへ遊びに行ったり、家の手伝いや買い物など日常生活の中で体を動かすことが多かったのです。ところが今は、子どもを取り巻く環境に「3間がない」といわれます。遊ぶ空間、時間、仲間。あえてスポーツをしないと体を動かす機会がないことが二極化の原因の一つと考えられます。

体力・運動能力の高い子は、失敗を恐れない!

運動・スポーツをすることは体力をつけるだけでなく、子どもたちの精神面にも大きな影響を及ぼすようです。学力にも関係するとか!

達成感を知って、自分を認められる子に

スポーツ庁の調査では、さらに、握力・上体起こし・反復横とび・50m走など8種目の実技の成績から子どもたちの体力・運動能力を総合評価A(最も高い)~Eに分類。中学校女子では、「ものごとを最後までやり遂げてうれしかったことがある」(達成感)に「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」と回答した子が、総合評価Aでは98.4%なのに対し、総合評価Eでは83.0%。「難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦している」(挑戦)に「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」と回答した子が、総合評価Aで87.1%に対し、総合評価Eは43.8%。「自分には、よいところがあると思う」(自己肯定感)に「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」と回答した子が、総合評価Aで72.0%、総合評価Eで46.0%と、体力・運動能力の高い子どもが「達成感」や「挑戦」「自己肯定感」が高いことがわかりました。

体力をつけると頭もよくなる!?

運動は子どもたちの脳にもいい影響を及ぼしているという報告もあります。体を動かすことによって脳の血流がアップ、スポーツは注意集中の機能をつかさどる脳の前頭前野も鍛えると考えられています。また、海馬という記憶をつかさどる部位が、運動によって大きくなっていたという報告もあります。体力・運動能力は学力にも影響するようです。

幼少期にこそつけたい「体を上手に動かす能力」

子どもに運動・スポーツをやらせたい! でも、何がいいの?と悩むママもいらっしゃるのでは? 大切なのは、子どもが「スポーツが好き」と思えること。そしてできれば、道具を使う運動がおすすめなんです。

体力を高めることで向上させたい2つの力

「体力」には2つの側面があります。1つは、風邪など病気になりにくい「免疫機能」としての体力(防衛体力)、もう1つは、行動を起こす「筋力」、持続させる「持久力」、体を上手に動かす「調整力」としての体力(行動体力)です。こういった体力は子どものときにこそ高めておきたいもの。大人になってからでは伸びにくく、とくに、体を上手に動かす「調整力」は神経系が発達する幼少期に伸ばしておきたい力です。

おすすめは道具を使うスポーツ

では、何をやればいいのでしょう。おすすめはずばり、集団でのスポーツ。チームの中で自分の意見を主張し、お互いの意見を理解する力、自分より上手な子と頑張ったり、うまくない子と助け合ったり、さまざまな場面で多くの経験を積むことは子どもたちの社会性を大きく鍛えてくれるはず。また、幼少期にこそ伸ばしておきたい「体を上手に動かす力」を養うには道具を使うスポーツが効果的です。ボールを投げたり、バットをボールに当てるなど、体をコントロールしてこそできること。何より、友だちと楽しみ、子どものころに身についた「スポーツが好き」という気持ちは、大人になっても消えることなく、子どもたちの将来の健康も支えてくれるでしょう。

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マクドナルドはスポーツキッズを応援しています

マクドナルドは、子どもたちの心とからだの健全な成長を願って、さまざまなスポーツ支援活動を行っています。

小学生の甲子園、「マクドナルド・トーナメント」を知っていますか?

公益財団法人全日本軟式野球連盟では、小学生チームのクラスを「学童部」としています。登録しているチームは全国で約1万2000チーム。一般に「学童野球」とよばれ、日本マクドナルド株式会社協賛のもと、毎年全国規模の大会「マクドナルド・トーナメント」が開催されています。各地区予選を勝ち抜いてきた強豪が出場する大会は、「小学生の甲子園」として全国の野球少年のあこがれの大会となっています。

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