第2回 最新の脳科学でわかった!"スポーツ脳"って? - スポーツキッズの体と心を応援!

第2回 最新の脳科学でわかった!"スポーツ脳"って?


スポーツの練習に「脳トレ」をプラスすると、運動能力や理解力がアップ!子どもの成長力を伸ばす方法を、脳科学の専門家に伺いました。
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脳トレでスポーツがうまくなる!?

スポーツがうまくなると話題の「スポーツ脳トレ」。スポーツ選手だけでなく、子どものスポーツにも「脳トレ」は効果があるようです。

お話を伺った先生

篠原菊紀先生(諏訪東京理科大学共通教育センター主任・東京理科大学総合研究機構併任教授)

東京大学教育学部、東京大学大学院博士過程等を経て現職。専門は脳科学、健康教育学。アミューズメント、教育、自動車産業などと共同研究も多数。NHK『ためしてガッテン』『クローズアップ現代』などの解説者としても活躍。ワーキングメモリートレーニング携帯電話用サイト「しのはら式脳が良くなる研究所」http://nouken.net/

脳の処理能力を鍛える!

一流スポーツ選手の脳は空間認知能力や俯瞰(ふかん)的理解力などが高いことがわかっています。得点を決めたり勝負に勝ったりするには、ただ速いとか力があるだけではダメで、コートやグラウンド内の陣形を空から見ているかのように把握する力や、攻撃している最中に守備側からはどう見えるかが目に浮かぶなどの想像力、先を読む力が必要です。それには脳を多重に使えるように、脳の素早い処理脳力が必要です。その力を鍛えるのが「脳トレ」です。

また、練習はやみくもにすればいいというものでもないようです。イサカ大学はイメージトレーニングの効果について実験を行いました。男女75名を、5群に分け、A群はなんのトレーニングもせず、B群は1日30分50投を週5日、C・D・E群は30分実投をした翌日は30分のイメージトレーニングをします。結果、最も投げる量の多かったB群が平均67点でA群より成績がよく、C・D・E群が平均101点、141点、165点でした。 イメージトレーニングをしたほうが倍ほど、またはそれ以上に成績がよくなったのです。

子どものころに鍛えておきたいのは神経系

子どもには、どのようなトレーニングが効果的なのでしょう。筋肉がつくのはもっとあとなので、子どものころは筋トレよりも、全身の調整力を養うコーディネーション系トレーニングを大切にしてください。鍛えるべきは神経系。多重処理に適応できる脳をつくりましょう。よくあるのが、手をたたきながらスキップするなど手と足で異なる動きをするトレーニング。また、トレーニング後に練習メモをとるのもおすすめです。メモをとることで自分のプレーを客観視できます。小さい子の場合は保護者が子どもと話しながらメモをしてあげるといいでしょう。

スポーツがうまくなる脳トレ

■go/no go課題

親が手を「ポン」とたたいたら、子どもも「ポン」とたたく。「ポポン」と2回たたいたら、子どもも「ポポン」と2回たたくことを繰り返す。慣れてきたら「ポン」はたたくが、「ポポン」ではたたかない、をランダムに行う。

人人には行動の保続性があり、同じことを繰り返すことは楽ですが、止めるときにエネルギーを使います。このとき、脳の活動が高まります。必要なときに静止することができる自制心はスポーツに役立つのはもちろん、学力向上やコミュニケーション力など、生きる力につながります。

■Nバック

親が1と2の数字をランダムに言う。子どもは1つ前と同じだったら「同じ」、違ったら「違う」と言う。「1、1」は「同じ」。「1、2」は「違う」、「2、2」は「同じ」となる。慣れてきたら、2つ前の数と「同じ」か「違う」かを言う。その戻る数(N)を増やしていく。

少し前の数を覚えておき、必要がなくなったら忘れるトレーニングです。ノートの端に数字を書いておき、めくりながら1バック、2バックとやると、自分だけでもトレーニングできます。

■ひとりじゃんけん

声に合わせて右手で「グー」「チョキ」「パー」をランダムに出し、左手はそれに勝つように出す。慣れてきたら、今度は左手で右手に負ける手を出す。

左右の手が違う動きをし、さらにじゃんけんで勝つ、負けるのはどれかを考えることで脳を使います。負ける手を考えるほうが難しく、より脳の処理能力を使います。

■鼻耳チェンジ

右手で鼻をつまみ、左手で右の耳をつまむ。合図で手を入れ替える。慣れてきたら、手を入れ替える間で拍手をする。その拍手の数を1拍、2拍、3拍と増やしていく。

何かをカウントしながら動作を忘れないようにする脳トレです。スポーツは時間制限があることがほとんどなので、時間をカウントしながら、動作を忘れない力を育てておくと役立ちます。

スポーツ脳が子どもに及ぼす影響がすごい!

「脳トレ」は認知症予防として有名ですが、子どもの場合、運動能力のほかにも、学力やコミュニケーション力の向上などにも役立つんです。

情緒が安定し、コミュニケーション力が高まる効果も

スポーツはただ走るだけでなく、相手の様子を見て戦術を考え、瞬時に判断するなど、頭を冷静にさせることも必要です。「スポーツ脳トレ」は感情をコントロールする前頭葉や側頭葉を鍛えることになり、スポーツの試合で役立つだけでなく、情緒の安定につながります。先にあげたgo/no go課題で育つ自制心も、コミュニケーション力や、誘惑に負けず努力する心を育て、学力向上にも役立ちます。

やる気が向上し、学力アップも!

記憶や情報を一時的に保存して答えを出す能力をワーキングメモリーといい、情報を多重処理したり並行処理したりします。その力が算数や国語などの学習に役立つのは当然ですね。最近は教育経済学が注目されていますが、将来、高い年収を得る人になるには、小さいころに自制心と、努力すればなんとかなると思う心、この2つを鍛えることが大切だといわれます。スポーツにはこの2つを育てる機会がたくさんあります。

スポーツ脳を鍛えるのに、ママ・パパができること

子どもは「ほめて伸ばす」とはよくいわれるけれど、いつ、どの程度ほめるのがいいのでしょうか? ほめ方のコツを伺いました。

ほめればいいってものじゃない!

脳は行動と快感を結びつけて「やる気」をつくります。「やる気」を育てるコツは、素質でなく行動をほめることです。たとえば、テストの点がよかったとき「よく頑張ったね」と努力をほめられた子は、さらにほめられたくて、より努力して成績が伸びます。いっぽう「頭がいいね」と素質をほめられた子は、その評価を守るため保守的になりチャレンジを恐れて成績が2割ほど落ちるともいわれています。スポーツも同じで、素質でなく努力をほめることが大切です。

“プレ・ゴールデンエイジ”から始めよう!

子どもの脳は年齢ごとに発達する部分が違い、思考や創造性を担う前頭前野は8、9才でほぼ完成します。また、13才以降には性的な成熟が加わり視床下部(ししょうかぶ)が不安定になります。そこで、心身共に比較的安定している9〜12才ごろをゴールデンエイジといいます。この時期は格段に物覚えがよく、そこで習得した技や知識は一生忘れないといわれます。その前のプレ・ゴールデンエイジ(5〜8才ごろ)には、たくさん遊んで楽しくいろいろなことをして、体のコントロール体験を重ねることが大切です。スポーツ脳トレも遊び感覚で楽しんでください。

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マクドナルドはスポーツキッズを応援しています

マクドナルドは、子どもたちの心とからだの健全な成長を願って、さまざまなスポーツ支援活動を行っています。

小学生の甲子園、「マクドナルド・トーナメント」を知っていますか?

公益財団法人全日本軟式野球連盟では、小学生チームのクラスを「学童部」としています。登録しているチームは全国で約1万2000チーム。一般に「学童野球」とよばれ、日本マクドナルド株式会社協賛のもと、毎年全国規模の大会「マクドナルド・トーナメント」が開催されています。各地区予選を勝ち抜いてきた強豪が出場する大会は、「小学生の甲子園」として全国の野球少年のあこがれの大会となっています。

マクドナルド・トーナメントについて詳しくはこちら>

提供:日本マクドナルド株式会社

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