第3回 みんなで頑張るチームスポーツと成長 - スポーツキッズの体と心を応援!

第3回 みんなで頑張るチームスポーツと成長

子どもたちが近所で遊ぶ場所も仲間もないといわれる現在。チームスポーツをしている子としていない子では、どんな違いが表れるのでしょうか? 集団ではぐくまれることは何かを、岐阜大学教育学部教授の春日晃章先生に伺いました

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チームスポーツで運動好きにするきっかけづくりを!

チームスポーツのメリットは体づくりや運動能力の向上だけでなく、心や社会性がはぐくまれることにあると春日先生。まさに「生きる力」がはぐくまれるのです。

お話を伺った先生

春日晃章先生(岐阜大学教育学部 保健体育講座 教授)

1968年生まれ。岐阜県出身。金沢大学大学院で教育学の修士号を取得後、岐阜大学で医学博士号を取得。2003年にはアメリカ・インディアナ大学で客員研究員を務める。現在は岐阜大学教育学部教授、学校法人春日学園はなぞの幼稚園・はなぞの北幼稚園理事長、岐阜大学保育園園長を兼務。「幼児期からのアクティブ・チャイルド・プログラム」作成ワーキンググループ部会員。日本発育発達学会理事

生きる上で大切な社会性、コミュニケーション能力

これまでスポーツは体づくりのためにやるものと思われてきましたが、実は、チームスポーツは子どもの心や社会性、コミュニケーション能力などをはぐくむことが明らかになってきました。チームにいると、けんかもあれば、人に譲ることも必要で、自分を抑えて悔しい思いもします。それらは生きる上で大切なこと。昔は地域の集団遊びの中で、ガキ大将が遊びを仕切り、大人がかかわらなくても自然にはぐくまれていましたが、現在は三間(時間、空間、仲間)がないといわれる時代。そんな中でチームスポーツは子どもの心と社会性をはぐくむ役割を担っているのです。

チームスポーツは一石四鳥!

とくに幼少期は筋トレなどのトレーニングよりも、「生きる力」をはぐくむことが大切。遊びの延長で、みんなで目標を持ち、成し遂げるにはどうしたらいいかを考え、人を思いやる気持ちを育てたいですね。心の教育は道徳教育では?と思われがちですが、限られた時間の中で、心も体も脳も社会性も育てられるチームスポーツは、まさに一石四鳥!

子どもがレギュラーになれないと大人はやきもきすることもあるでしょう。でも、子どもはその10倍も20倍も悔しい思いをします。その悔しい思いを乗り越えて、仲間を応援する、それが子どもを成長させるのです。

チームスポーツでとくにおすすめなのが球技

最近は球技が苦手な子どもたちが増えています。全国調査の体力テスト(平成27年度体力・運動能力調査:体力・運動能力の年次推移 文部科学省)の結果を見ても、「走る、跳ぶ、投げる」の運動能力は1985年から2000年くらいの間で一気に下がり、その後も横ばいで回復していません。スポーツには陸上や水泳など、さまざまな競技がありますが、運動能力をバランスよく育てるのには三次元空間を捉えられる球技がおすすめ。とくに野球は「走る・跳ぶ・投げる」のすべてがあてはまり、かつバットを扱うという技巧性も育てます。ゲームの勝った・負けたでワクワクするのも、楽しく続けられることにつながります。

スポーツで体を動かせば、早く寝る、よく食べる!

学校が週休2日になり、土日の過ごし方がずいぶん変わりました。子どもの活動量の差が広がるのは、実は週末。週末をどう過ごすかで、早く寝る、よく食べるなど生活習慣も整うのです。

「早寝、早起き、朝ごはん」ができない原因は運動不足

子どもに「早く寝なさい!」「早く起きなさい!」と言っていませんか?子どもがなぜ早く寝ないのか…、ズバリ、疲れていないからです。とくに、学校が週休2日になり、土日を家でゲームをして過ごす子が増えました。家族で出かけるといっても、働くお母さんも増えていますし、親は疲れていて休みたい。子どもは、早寝できるほど体を動かせていないのです。

そこで救世主になるのが、チームスポーツ。土日もいっぱい動けば早く寝られるし、動けばおなかもすきます。成長期にしっかり栄養をとることもできます。最近、増えている痩せぎみな子どもは筋肉が少なく、動かないと食が細くなるという悪循環。栄養不足は脳にとっても心配です。

スポーツはできれば楽しくなり、続けられる

小さいころから家で過ごす時間が多かった子は、スポーツの経験が少ないからできない、できないとつまらない、だからやらない、という負のループに陥りがち。子どものスポーツの得意・不得意は、経験値で決まるので、とにかくやらせてみることが大切です。運動能力がぐんと伸びる幼児期から児童期に経験させられるといいですね。

スポーツが苦手な子も、やればやっただけ上達します。マイナスになることは決してありません。ぜひ、チームスポーツに取り組んでほしいと思います。

チームスポーツを楽しく続ける秘訣

「ほめる」ことは子どもにはとても大切。「できるようになったこと」を認めると、また挑戦しようと思えます。動きだけでなく、心の成長も認めてほめてあげましょう。

チャレンジしやすい課題を積み重ねる

子どもが体を動かしゲーム性もある運動遊びに夢中になるのには、いくつかの理由があります。まずは成功体験。動きや操作ができるようになるのはうれしいものです。その課題が難しすぎるとあきらめて投げ出してしまいたくなるので、チャレンジしやすい課題(スモールステップ)を見つけることも大切です。もちろん認められ、ほめられる経験もモチベーションをアップします。動きの上達だけでなく、「友だちのために譲れたね」など、心の成長もほめてあげましょう。

勝った・負けたの勝負は、本気でやるからこその喜びがあります。負けると悔しいけれど、その悔しさを乗り越えることにスポーツの醍醐味があります。そうやって仲間関係を育て、時には自分たちで遊びやルールを考え出していくことも楽しさになります。

スポーツはいつ始めても大丈夫!

もしトップアスリートをめざすのであれば、早いうちから始めたほうがいいかもしれませんが、アスリートになれる子はほんのひと握り。運動を楽しんでほしいと思うのなら、いつから始めても大丈夫です。たとえ上達が遅くても、頑張っていたら見守り、応援し、楽しめる環境をつくってください。心や社会性が育つのに加え、将来の健康にもつながります。

子ども時代に「体を動かすことが楽しかった」という記憶があると、将来、40〜50代になって体力が落ちてきたころに、またスポーツをやろうと思えます。生涯の健康のためにも、子どもにスポーツの楽しさをぜひ味わわせてあげてください。

「体力テストの成績が高い子は学力も高い!?」春日先生のお話は次回に続きます。お楽しみに!

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マクドナルドはスポーツキッズを応援しています

マクドナルドは、子どもたちの心とからだの健全な成長を願って、さまざまなスポーツ支援活動を行っています。

小学生の甲子園、「マクドナルド・トーナメント」を知っていますか?

公益財団法人全日本軟式野球連盟では、小学生チームのクラスを「学童部」としています。登録しているチームは全国で約1万2000チーム。一般に「学童野球」とよばれ、日本マクドナルド株式会社協賛のもと、毎年全国規模の大会「マクドナルド・トーナメント」が開催されています。各地区予選を勝ち抜いてきた強豪が出場する大会は、「小学生の甲子園」として全国の野球少年のあこがれの大会となっています。

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