第4回 運動を頑張る子は勉強も頑張れる! - スポーツキッズの体と心を応援!

第4回 運動を頑張る子は勉強も頑張れる!

大好きなスポーツは楽しみながら頑張って練習してほしい。でも、親としては学業も気になるところ。運動と学業とはどうすれば両立できるのか。親はどんなふうに子どもをサポートすればよいか、岐阜大学の春日晃章先生に伺いました。

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何事にも真剣に取り組む意欲を育てる

「チームスポーツで意欲が育った子は、学習に対しても意欲が育つ」と春日先生。運動ばかりで大丈夫かしら?と心配しすぎないで。子ども自身のやる気スイッチが入るのを待ちましょう。

お話を伺った先生

春日晃章先生(岐阜大学教育学部 保健体育教育講座 教授)

1968年生まれ。岐阜県出身。金沢大学大学院で教育学の修士号を取得後、岐阜大学で医学博士号を取得。2003年にはアメリカ・インディアナ大学で客員研究員を務める。現在は岐阜大学教育学部教授と、学校法人春日学園はなぞの幼稚園、はなぞの北幼稚園理事長、岐阜大学保育園園長を兼務。「幼児期からのアクティブチャイルドプログラム」作成ワーキンググループ部会員。日本発育発達学会理事。

体力テストの成績がよい子は学力も高い!?

全国の小学6年生と中学3年生を対象に毎年行われる「全国学力テスト」で毎回上位の秋田県や福井県が、小学5年生と中学2年生を対象に実施される「全国体力テスト」でも上位に入ります。それらのことから、体力と学力は関係するのでは?といわれることがあります。

運動を頑張るというのは、目標を設定して計画的に取り組む習慣がつくということ。運動を頑張る子には、勉強も意欲的に取り組む姿がよく見られます。「今は勉強、今は運動」と切り替えるスイッチがつくられ、自分を統制して、1日の中で、どこで何を頑張るかのメリハリがつくのです。大人でも仕事を頑張る人は遊びも頑張る人が多いですね。運動をしていると勉強ができなくなるのでは?と心配することはありませんよ。

体を使って遊ぶと脳の発達のバランスもよくなる?

私は幼稚園の理事長もしていますが、最近、年少で入園してくる子の中に、言葉やコミュニケーションなど発達の遅れが心配される子が増えてきています。そんな子の親御さんたちの中には「もしかして発達障害かも」と心配する人がいますが、入園後、思いきり体を使って遊ばせていると、半分くらいの子が年長になるころには、遅れが気にならなくなります。

たくさん動いて、遊んで、仲間とかかわり合って、脳に刺激をいっぱい与えると、脳の発達の偏りがなくなり、バランスがよくなるのかもしれません。心と体を活発に動かすことが、脳の活性化につながります。

メンバーを思いやる気持ちを親子で大切に

チームスポーツは子どもの社会性を育てるといわれますが、実は親にとっても貴重な学びの場です。わが子だけでなく、チーム全員にとってよい環境とは何かを考えることで、人間性の幅が広がります。

チームスポーツへの参加でママも成長できる

子どもがチームスポーツに参加していると、ママ・パパにも練習時のお茶当番や、試合会場への送迎などがあるケースが多いです。そのため、週末も仕事があるママや、パパが単身赴任中のおうちなどは、子どもがスポーツチームに入りたいと言ってもあきらめさせることがあります。でも、どんな子にも均等にスポーツができるチャンスを与えたいものです。ママが当番をできないなら「ほかの手伝いをするので、参加させて」とお願いしてみてはどうでしょう。また、忙しいママ・パパの代わりに、できる人がやればいいという寛容さをまわりが持つことも大切です。地域で、チームで、子どもたちをみんなで育てるという気持ちになれば、ママもパパも人として成長できます。チームのために頑張ってくれるママやパパのことは、実はわが子がいちばんうれしく思ってくれますよ。

個人主義を捨てて子どもが育ちやすい環境をつくろう

チームスポーツでは、なかなかレギュラーになれないこともあります。そんなとき、「なんでうちの子はレギュラーになれないの!」と文句を言いたくなることも。しかし、実際に文句を言ってしまうとチームがギクシャクするし、何よりわが子の立場がありません。試合で活躍することだけがスポーツの意義ではありませんね。ベンチで一生懸命チームメイトを応援しているわが子の姿も大きな成長です。

一方で、運動が苦手でチームの迷惑になるからと参加させない親御さんには、「下手だけどよろしくお願いします」と言う勇気を持ってほしいと思います。まわりに気を使いすぎて親子で成長するチャンスを逃しているのは残念です。ぜひ飛び込んでみてください!

子どもの小さな変化、成長に気づける親になる

子どもは、運動が「できる」ようになると、うれしくなります。試合に勝つ・負けるだけでなく、毎回の練習での小さな「できた」を見つけてほめてあげましょう。認めてもらえた喜びが、運動も勉強も次へのチャレンジにつながります。

上手なほめ方、しかり方、NGなかかわり方

運動ができるタイプの子は、「自分はできる」とわかっているので、少しくらい「下手くそ」「ミスするな」と言われても平気かもしれません。でも、運動が苦手なタイプの子は、自分でもできないと自覚しているので、人と比較されたり、動きのぎこちなさなどを指摘されたりすると、本当に嫌になってしまいます。運動嫌いの子の中には、小さいころに笑われた思い出がトラウマとなっているケースが多いもの。周囲の心ない態度が、子どもの運動嫌いを招いていることを大人は自覚したいものです。

周囲と比べなければ、その子なりの成長が見えるはず。これは勉強でも同じことです。できるようになったことを認めて、「昨日よりもボールに早く追いついたね」「計算の間違いが少なくなったね」など、具体的にほめることが大切です。

もし、道徳に反することや危険なことをしたときは、「やめなさい」「けがするぞ。危ない」と、その場で短く、具体的にしかります。大声を出したり傷つけるような言葉使いをしたりしないようにしましょう。

子どもに、スポーツに興味を持たせるコツ

よく「私も夫も文科系で運動が苦手だったから、子どもも無理です」と言うママがいますが、運動能力の発達には遺伝的要素はほとんど影響しません。フィジカル要素が強い陸上競技などはやや関係しますが、技能的に体得するサッカーや野球などの競技は、遺伝よりも経験。運動音痴の親からJリーガーが育つこともあります。

運動音痴の両親から運動音痴が育つことが多いのは、家庭に運動の話題がないからではないでしょうか。興味関心を持って取り組めば、きっとできるようになります。ぜひ、子どもの人間性やチャレンジ精神を育てるためと考えて、スポーツを見せてください。おすすめなのはニュースのスポーツコーナーです。いろいろなスポーツのトピックスがあるので、スポーツに興味を持つきっかけになるでしょう。子どもが「チームスポーツを始めたい」と言ったら、そのときがチャンス。ぜひ応援してあげてください。

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マクドナルドはスポーツキッズを応援しています

マクドナルドは、子どもたちの心とからだの健全な成長を願って、さまざまなスポーツ支援活動を行っています。

小学生の甲子園、「マクドナルド・トーナメント」を知っていますか?

公益財団法人全日本軟式野球連盟では、小学生チームのクラスを「学童部」としています。登録しているチームは全国で約1万2000チーム。一般に「学童野球」とよばれ、日本マクドナルド株式会社協賛のもと、毎年全国規模の大会「マクドナルド・トーナメント」が開催されています。各地区予選を勝ち抜いてきた強豪が出場する大会は、「小学生の甲子園」として全国の野球少年のあこがれの大会となっています。

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