第6回 子どもの夢を実現するために、親ができること - スポーツキッズの体と心を応援!

第6回 子どもの夢を実現するために、親ができること

スポーツを頑張る子どもたちが、もっと練習に打ち込むために、そして、その成果を将来に結びつけるために、親は何ができるのでしょうか? 技術面の指導は監督やコーチに任せるとして、メンタルをポジティブに保つことや、夢を実現するために目標を明確にすることなどは、親がサポートできることだと高妻容一先生。前回に引き続き、メンタルトレーニングの具体的な方法などについて、アドバイスいただきました。

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子どものメンタルトレーニング、親がやっていいこと・ダメなこと

スポーツでは「心技体」のバランスが重要であるように、「選手、コーチ、保護者」のチームワークも大切です。ここでは、保護者がやっていいこと・ダメなことを紹介。保護者がメンタルトレーニングにどうかかわればいいのかアドバイスします。

お話を伺った先生

高妻容一先生(東海大学体育学部教授)

1955年宮崎県生まれ。福岡大学体育学部体育学科卒業。中京大学大学院修士課程体育学研究科修了後、フロリダ州立大学へ留学し、スポーツ心理学を学ぶ。近畿大学教養学部を経て現職。スポーツメンタルトレーニング上級指導士。スポーツ心理学コンサルタント。著書に『基礎から学ぶ!メンタルトレーニング』(ベースボールマガジン社)、『子どもの本番力を120%引き出す方法』(PHP研究所)など多数。

試合に負けた子どもに「結果を出せ」は禁句

試合で負けてきた子どもに、どんな言葉をかけていますか? 子どもは十分に反省し、落ち込んで帰ってきます。そこに「何やってるんだ」「おまえのせいで負けた」「毎日素振りをしても、結果が出せないと意味がない」などと、声をかけられたら、子どもは居場所がなくなってしまいます。「今日は負けたけど、感動したよ」「毎日素振りをしているから、いいスイングができるんだね」「この調子で頑張ろう」と、努力やプロセスを認める言葉かけをしましょう。勝ったときには、「一生懸命、素振りをしたから勝てたね」、負けたときにも「あのバッティングはよかったよ」と、いいところを見つけてあげたいですね。技術面の指導は監督やコーチに任せて、親は子どもを伸ばすためのポジティブな会話を心がけてください。

言ってはいけない!監督やコーチの悪口

試合中、監督やコーチが指導しているその横で、親が自分の子に「おい、○○(子どもの名前)、ちょっと来い」と声をかけ、注意をしていませんか? 試合中も「初球をねらえ!」「パパが言うとおりにしなさい」などと指導をしていませんか? 子どもにとってそれは苦痛。コーチの言うことを聞かないとレギュラーをはずされるし、親の言うことを聞かないと家で怒られるしで、板挟みになります。指導は監督やコーチに任せて、親は「さっきはナイスプレーだったよ。頑張れ」と、ポジティブな応援に徹しましょう。また、子どもの前で監督やコーチの悪口を言うこともタブーです。子どもがコーチを信用できなくなると、逆に練習に身が入らなくなってしまいます。

親同士で言いたいのは「おたくのお子さん頑張っていますね」

同じチームの親同士がグループをつくり、いがみ合うなんてことはありませんか? 当番の仕事などが、一部の人に偏ってしまうと、つい不満が出てしまうこともあるかもしれません。「こちらは毎週末、練習に来ているのに、たまにやって来て出しゃばられても…」なんて気持ちになることもあるでしょう。しかし、ここはお子さんのためにおおらかに構えて、親同士も助け合って協力し合えるといいですね。仕事や下の子のお世話などで試合や練習に立ち会えない親に対しても、「おたくのお子さん練習頑張っていますね」「これからが楽しみですね」「一緒に応援しましょう」と受け入れると、互いに前向きな気持ちになれます。親同士でやっていいことは、協力的でポジティブな応援とサポートです。

親がポジティブになると、子どももポジティブになる!

子どもにポジティブな言い方を!と言われても難しいかもしれません。なぜなら、親自身が多くの場合、「ここがダメだ」「あれをするな」と、欠点を指摘、修正されて育ってきたから…。でも、まずは大人が変わることが大切なんです!

失敗イメージでなく成功イメージをつける

腐ったみかんがまわりを腐らせるといわれるように、チームにやる気のない子がいると、巻き込まれて落ちていく子がいます。逆にやる気のある子はまわりを引っ張り、どんどん上達していきます。同じように、親が人の悪口や文句を言うなどしてネガティブだと、子どもも同じようになります。子どもをポジティブにしたいなら、まず親がポジティブな考え方をするといいでしょう。毎日、怒られて欠点を指摘されたら、ネガティブな「失敗イメージ」が植えつきますが、毎日、ほめ続けられたら、ポジティブな「成功イメージ」ができます。「強い相手で参ったね」ではなく、「いい相手とぶつかったね。力試しのいい機会だ!」とポジティブに伝えるのです。伝えたいことは一緒でも、伝え方しだいで、前向きなコミュニケーションができます。

家族で互いにほめ合ってポジティブに

親がポジティブになるためには、練習が必要です。メンタルトレーニングの講習を受けられるとベターですが、まずは、メンタル強化について、興味を持つことから始めてください。そして、日ごろからポジティブなことを言うように心がけ、その語彙を増やして習慣化することです。1人ではなかなかできないので、親子や夫婦で言い合うことからスタートしましょう。ママは、「パパ、今日の服、似合っているね」「パパのおなか、ぷよぷよしていて大好き」「やせたら、もっと格好よくなっちゃうかな」などとほめます(照れないで!)。パパも「ママ、いつもきれいだよ」「ママが作る料理は最高だ」などとほめましょう。ほめられて嫌な気持ちになることはありませんね。家族で互いにほめ合うことで、自然と子どもにもポジティブな声かけができるようになるでしょう。

夢を実現するために、親子で一緒に目標設定を

ただ漠然と毎日の練習をこなすのでなく、人生のイメージトレーニングをすることが夢に近づく第一歩。10年後、30年後の自分をイメージしながら、そのために今できることを考える。それを習慣化し、日々の練習につなげるのです。

夢を押しつけるのでなく、子どもから引き出す

最近は、夢を持てない子が多いと聞きますが、かといって「こうしなさい」と、親が夢を押しつけ、強制するのはよくありません。親主導でうまくいくのは小学生くらいまで。親に言われてやっている子は、中高生になったときに挫折することが多いようです。夢は必ず子どもたちの中にあります。「あなたの夢は何?」「今のままで実現できる?」「何をしたらいいと思う?」と、子どもから答えを引き出してみましょう。それを紙に書き出し、10年後にプロのスポーツ選手になりたいなら、2年後の中学はどこがいいかな? 高校はどこかな? 大学まで行くのかな?と、人生をイメージさせてみましょう。人生の中で、今やっていることはどの位置なのか、いくつまでにどこまでやりたいのかをイメージさせるのです。子どもだけで考えるのは難しいので、親が上手に答えを引き出してあげるといいでしょう。

将来の夢と今の練習を結びつける

夢が定まったら、その目標に近づくには、今の練習や生活に何と何をたしたらいいかな?と考えます。そして、時間刻みのスケジュールを書いてみましょう。毎朝、素振りをやる。おふろでストレッチをして、寝る前には腹筋・背筋運動をする。電車通学なら、電車の中でバランストレーニングをするなど、自分のトレーニングスケジュールを立てます。練習日誌も大切です。毎日の練習を振り返り、明日はこれをするともっと上手になるという目標を書きます。現在、プロで活躍する選手たちの多くは「練習ノート」を書いていました。今、自分が何をやるべきかが自覚できれば、自分で動きだせる。それが習慣化できれば、必ず結果につながります。

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マクドナルドはスポーツキッズを応援しています

マクドナルドは、子どもたちの心とからだの健全な成長を願って、さまざまなスポーツ支援活動を行っています。

小学生の甲子園、「マクドナルド・トーナメント」を知っていますか?

公益財団法人全日本軟式野球連盟では、小学生チームのクラスを「学童部」としています。登録しているチームは全国で約1万2000チーム。一般に「学童野球」とよばれ、日本マクドナルド株式会社協賛のもと、毎年全国規模の大会「マクドナルド・トーナメント」が開催されています。各地区予選を勝ち抜いてきた強豪が出場する大会は、「小学生の甲子園」として全国の野球少年のあこがれの大会となっています。

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