第7回 練習させすぎていない? 頑張る子ほど注意! - スポーツキッズの体と心を応援!

第7回 練習させすぎていない? 頑張る子ほど注意!

子どもが練習を頑張るのは、とても頼もしいこと。だけど、痛みや疲れを言い出せずに無理していることも。体が出来上がっていない成長期に無理をすると、将来に影響することもあります。子どもの体のけがはどこで見極めたらいいのか、専門家に聞きました。

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子どもの体と大人の体は違う! 成長期の特徴を知ろう

子ども時代はスポーツに強くなることと同時に、健やかなる体の成長を守ることも大切。スポーツのやりすぎはけがを招くだけでなく、骨格の発育に影響が出る心配もあるそうです。

お話を伺った先生

鳥居 俊先生(早稲田大学スポーツ科学学術院 准教授)

1958年生まれ。83年東京大学医学部卒、同大学整形外科学教室入局。都立豊島病院、虎の門病院、東大病院助手などを経て、2003年より現職。スポーツ整形外科、発育発達学などが専門。日本体育協会公認スポーツドクターとして、ジュニアから大学生、トップレベルの選手までをサポート。

小学校高学年になると種目特有のけがが増える

スポーツによるけがとひと言でいっても、小学校低学年と高学年では内容が違います。低学年は転んだ、ぶつけたなどのアクシデントによるけががほとんどですが、高学年になると、種目特有のけがが増えます。低学年のころは、その競技に慣れ親しむために楽しく練習しているけれど、高学年になると専門の練習量が増え、強度も高くなり、その分、特有のけがをする確率も高くなります。野球だと肩やひじ、サッカーだとひざの故障が増えてきます。

成長を妨げてしまうけがに要注意

成長期の練習のしすぎは、骨格の発育に影響が出る場合があります。ホルモン分泌が抑制されるため、と考えられています。強くなるために体を大きくしたいのに、逆に身長が伸びないばかりか、疲労骨折などを繰り返す弱い骨になることも。また、種目特有の練習が増えて、肩やひじ、ひざなどにある成長軟骨に負担がかかりすぎ、成長が妨げられることもあります。成長期はこの成長軟骨が増殖して骨に置き換わることで骨が伸びるのですが、故障すると骨の成長が妨げられるわけです。骨や関節が変形するほどのけがで、スポーツが続けられなくなることもあります。

練習しすぎを見極めるサイン

どのくらいの練習量が適当かは、体の成長の個人差や、練習の中身によって異なるので、いちがいにはいえません。目安としては、練習後、家に帰ってごはんも食べられないくらいにぐったりしている、疲れや痛みが翌日の練習前にも残っているなどの場合は、練習しすぎのサインです。また、女の子はホルモンバランスの崩れにより、生理が止まる、または始まるのが極端に遅れるのも、練習しすぎの目安になります。男の子は生理という目安がない分、見極めが難しくなるので、日ごろの様子をしっかり見てあげてください。

ほうっておいてはいけない!危険な症状の見分け方

レギュラーをはずされたくない、試合に勝ちたいなどの理由で、練習を休むのを嫌がる子もいます。だけど、体の発育のためにけがを防ぐことも親の役目。練習を休ませるべき目安を教えてもらいました。

体の使い方が不自然になる

ひじやひざなど、体の部位の故障は、子どもがそこを使わなくなった、かばった動作をしていることでわかります。関節が曲がらない、または伸びない、足をひきずって歩いているなどに気づいたら、痛む場所を触ってみてください。腫(は)れていたり熱を持っていたりしたら炎症を起こしている証拠。病院に行きましょう。

気持ちが悪い、頭が痛い

練習に行きたがらないときは、原因を体と心の両面から考えます。体全体が疲れていたり、どこか調子が悪いのかもしれないし、頑張りすぎて燃え尽き症候群になり、やる気を失っていたり、チームで何かあって行きたくないのかも。少し休ませて、時間がたってもよくならないようなら、ほかの病気が隠れているかもしれないので、病院を受診してください。

おなかが痛い、熱がある

腹痛もあなどれません。選手同士がぶつかり合うシーンがあるスポーツは、内臓損傷の危険もあります。単なる打撲なら数時間で痛みは治まりますが、どんどん痛みが強まる場合は、腹腔内出血などの恐れがあるので、消化器外科などの病院にかかりましょう。練習前から熱があるときは、注意力が落ちてけがをしやすくなります。練習を休ませましょう。運動を頑張ると風邪をひかない丈夫な子になると思いがちですが、過剰な運動は免疫力を低下させます。何事にも適度な量があるのです。

今だけじゃない。ずっとスポーツを楽しむために

目先の勝負や成績にこだわるあまりに、子どもにけがをさせてしまうことがあります。子どもが、この先ずっとスポーツを楽しんでいけるように、親が心がけたいことを伺いました。

けがをしやすい子には

同じ学年でも、早生まれの子や、体が小さい子など、成長が遅めの子はけがが多くなりやすいものです。また、無謀な行動をするタイプの子、幼少期に運動経験が少ない子も、けがをしやすい傾向が。とっさのときに身を守る動きは、あとからトレーニングしてもなかなか身につかないため、小さいころから体を動かす経験が大切なのです。

家庭では、まず食事や睡眠など、子どもが健やかに過ごせる環境を整えてあげること、疲れや痛みがあるときにはちゃんと休ませること。そして、「シュートを決めろ」など、過剰なプレッシャーを与えないことも大切です。成長期の子どもには、この先もずっとスポーツを楽しめる体を守ることを優先して、楽しめる環境をつくってあげましょう。

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マクドナルドはスポーツキッズを応援しています

マクドナルドは、子どもたちの心とからだの健全な成長を願って、さまざまなスポーツ支援活動を行っています。

小学生の甲子園、「マクドナルド・トーナメント」を知っていますか?

公益財団法人全日本軟式野球連盟では、小学生チームのクラスを「学童部」としています。登録しているチームは全国で約1万2000チーム。一般に「学童野球」とよばれ、日本マクドナルド株式会社協賛のもと、毎年全国規模の大会「マクドナルド・トーナメント」が開催されています。各地区予選を勝ち抜いてきた強豪が出場する大会は、「小学生の甲子園」として全国の野球少年のあこがれの大会となっています。

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11/6UP

今年もサッカー少年少女たちの熱い冬が始まります。12月に鹿児島県にて開催される、第41回 全日本少年サッカー大会全国大会への出場を目指して、各都道府県大会が順次開催されています。マクドナルドは全日本少年サッカー大会を2011年よりサポートしています。

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