第9回 スポーツで育つ強い心 - スポーツキッズの体と心を応援!

第9回 スポーツで育つ強い心

スポーツは体を育てるだけでなく、子どもの心も育てます。スポーツをする中で得られる成功体験から自分に自信がつき、目標に向かって頑張ることができるようになります。心身を健やかに育てるスポーツの魅力について、人気トレーナーの中野ジェームズ修一さんに伺いました。

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前向きにチャレンジできる「やる気」を育てよう

物事を前向きにとらえることは、大人になってからの生きやすさにもつながります。そのベースは12才までに決まってしまうとジェームズさん。その大切な時期に親はどのようにかかわればいいのでしょう。

お話を伺った先生

中野ジェームズ修一さん(フィジカルトレーナー)

フィジカルとメンタルの両方を指導できる日本では数少ないスポーツトレーナー。「モチベーション」を原点とする独自の指導法で、卓球の福原愛さんなどのトップアスリートから高齢者まで幅広く指導する。2014年からは青山学院大学駅伝部のトレーナーも務めている。米国スポーツ医学会認定運動生理学士、会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」最高技術責任者。著書に『青トレ 青学駅伝チームのピーキング&ランニングケア』(徳間書店)、『子どもの運動神経をグングン伸ばすスポーツの教科書』(ベストセラーズ)など多数。

12才までに育てたい「前向き」な気持ち

「論理的」「合理的」などの思考は、大人になってからも身につきますが、「自由奔放な無邪気さ」は子ども時代にしか高められないといわれています。具体的には、人からほめられたい、楽しいことが好き、自由でありたいなどの気持ちのこと。それが強いと大人になっても、物事を前向きにとらえ、なんでも楽しもう!と考え、仕事も趣味も頑張れる人になる傾向があります。逆に弱すぎると、うつなどの心の病気になりやすい傾向があります。

この気持ちは、12才までにだれもが持つ基本的欲求がたくさん満たされた子が強くなります。愛し愛されたい、認められたい、仲間になりたいなど。スポーツはこういった欲求を満たすのにとても役に立ちます。

子どもに「自信」と「安心感」を与えるほめ方

子どもをほめるときに多いのが、「ゴールできてよかったね」「レギュラーに選ばれてよかったね」などの、条件つきのほめ言葉。でも、そればかりだと、「条件をクリアできないと怒られる?」と怖くなり逃避することがあります。たとえば、レギュラーからはずされたわけでもないのに、はずされたらほめられないから、はずされる前にスポーツをやめたいと思ってしまうのです。

一方で無条件のほめ言葉とは、「レギュラーに選ばれなくても、テストの点数が悪くても、あなたのことが大好きよ」と子どもに伝えることです。もちろん、それだけでは向上心が芽生えないかもしれませんが、仮に失敗しても「挑戦したのがすごい」「よく練習したね」とほめることで、「自信」と「安心感」を子どもに与えることができます。その自信をもとに子どももチャレンジできるのです。

スポーツをすることで身につくこと、役立つこと

子どもたちを社会へ送り出す前に、身につけさせたいことはたくさんありますが、経験値を増やすために役立つのがスポーツ。子ども時代に経験したことが、のちの人生を力強く乗りきる力につながります。

ストレスに強くなり、コントロールできる

学校でも会社でも、社会で生きる上でストレスは避けられません。起きた出来事に対して、相手を恨むなどネガティブになるか、バネにして頑張るなどポジティブになるかは、受け止め側しだい。ストレスへの適応力は経験値で変わります。大人になり社会に出て初めてストレスを与えられた子は適応できない場合があります。スポーツは失敗してコーチにしかられたり、レギュラーになれなかったり、へこむ場面が多いですが、それを乗り越えた分、適応力が上がります。だから、子どもは、たくさん失敗して、たくさんしかられて、たくさんミスすればいいのです。

このとき、親がストレスに耐えきれず、ストレスを与えた側(例:子どもをしかったコーチ)を攻撃したりしたら元も子もありません。まず親がストレスをポジティブに受け止めることで子どもの手本となりましょう。

自分に自信がつく、簡単にあきらめなくなる

「自信」とは、自分にもできるという見込み感が高められた状態のこと。スポーツの練習は一つ一つ段階を踏んで行うので、「できた!」という成功体験を積み重ねることができ自信につながります。「自信」のない子は「どうせ無理」とすぐにあきらめやすくなります。スポーツに限らず、受験にしろ、就職活動にしろ、目標に向かって頑張れるかどうかは、この見込み感=自信がキモとなります。「厳しいかな?」と思う目標でも、「やればできる!」という自信がある子は頑張れるわけです。

スポーツを通してさまざまなストレスを乗り越えてきたという経験も、「あきらめない心」を育てます。あきらめずに頑張ろうという環境をたくさん持てば、それだけチャレンジする機会が増えます。そして、やり遂げた回数が多いほど「できるかも!もっと頑張ろう」という気持ちになれます。

「やればできそう!」と思える子にするために

「自信がある子」が少ないといわれる日本。志を高く持つのはいいことだけど、「もっと頑張れ」「まだまだ頑張れ」と励ますばかりでは、子どもの「自信」をそぐことになるそうですよ。

子どものやる気を引き出すセルフエフィカシー

自分にもできるという見込み感のことを「セルフエフィカシー(自己効力感)」といいます。それが持てたときに、初めて「自信」という感覚になります。見込み感が高まると、次の目標に向かって頑張ろうというモチベーションが上がります。逆に失敗体験を積み重ねすぎると、いつまでも見込み感が育たず、もうやりたくない!となりがちです。

この見込み感は、スポーツだけでなく、学習や仕事にも役立つもの。トップアスリートたちは、目標に向かって段階を踏んでトレーニングを重ね、試合をクリアしていく中で、「自分にはできる」という見込み感を高めていきます。一つ一つの段階をクリアして、目標を達成し、夢をかなえられるとわかると、その子は勉強でも仕事でも、階段を作ってチャレンジできるようになります。

子どものセルフエフィカシーを高めるために

セルフエフィカシーを高めるには、成功体験を積み重ねることが大切です。そして、自分が尊敬している権威のある人からほめられること、自分自身でも、その成長や改善に気づくことが大切です。「自信」は結果でつくものではありません。もしレギュラーになりたいと思ったとき、達成するには階段がいっぱいある。練習を頑張り、たくさんの階段を上ってきたことを自覚できれば、もしレギュラーに選ばれなくても「やれることは全部やった」と納得できるし、「この調子で頑張れば次はいける!」という「自信」につながります。

その対極にあるのが、運任せの生き方。一獲千金をねらい、テストの出題に山を張るなどの方法です。しかし、人生はそれだけでは生きていけない。一つ一つ階段を上っていくということを、スポーツを通して身につけておけば、ほかのことにも生かせます。

次回も引き続き、ジェームズさんに「成功体験」を積むための具体的な方法について伺います。

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マクドナルドはスポーツキッズを応援しています

マクドナルドは、子どもたちの心とからだの健全な成長を願って、さまざまなスポーツ支援活動を行っています。

小学生の甲子園、「マクドナルド・トーナメント」を知っていますか?

公益財団法人全日本軟式野球連盟では、小学生チームのクラスを「学童部」としています。登録しているチームは全国で約1万2000チーム。一般に「学童野球」とよばれ、日本マクドナルド株式会社協賛のもと、毎年全国規模の大会「マクドナルド・トーナメント」が開催されています。各地区予選を勝ち抜いてきた強豪が出場する大会は、「小学生の甲子園」として全国の野球少年のあこがれの大会となっています。

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全日本少年サッカー大会 優勝はセレッソ大阪U-12!

第41回全日本少年サッカー大会の決勝戦が12月29日(金)、鹿児島市の鴨池陸上競技場で行われ、大阪代表・セレッソ大阪U-12が3年ぶりの優勝を飾りました! 決勝戦では、北海道コンサドーレ札幌U-12と接戦。0-0が続く中、残り10分で札幌が先制。追いかけてC大阪が逆転という両チームの実力がぶつかり合う見事な試合でした。

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