第10回 うまくいかないなと思ったときどうする? - スポーツキッズの体と心を応援!

第10回 うまくいかないなと思ったときどうする?

スポーツを続けていると、なかなか上達できないスランプのような状態に陥ることがあります。そんなとき、ただがむしゃらに練習するだけでは抜け出せないどころか、くじけてしまう心配も。「うまくいかない」から子どもが抜け出すにはどうしたらいいのか、トレーナーの中野ジェームズ修一さんに伺います。

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成功体験につながる目標の立て方

目標達成できれば成功体験になると思いがちですが、その目標の立て方にコツがあるとジェームズさん。子どものやる気を持続させるための言葉かけなど、親ができるかかわり方について教えていただきました。

お話を伺った先生

中野ジェームズ修一さん(フィジカルトレーナー)

フィジカルとメンタルの両方を指導できる日本では数少ないスポーツトレーナー。「モチベーション」を原点とする独自の指導法で、卓球の福原愛さんなどのトップアスリートから高齢者まで幅広く指導する。2014年からは青山学院大学駅伝部のトレーナーも務めている。米国スポーツ医学会認定運動生理学士、会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」最高技術責任者。著書に『青トレ 青学駅伝チームのピーキング&ランニングケア』(徳間書店)、『子どもの運動神経をグングン伸ばすスポーツの教科書』(ベストセラーズ)など多数。

いきなり高い目標を掲げない

成功体験を積むためには、それが成功体験だと、本人が認識できないといけません。たとえば、朝起きて歯を磨くことに達成感は得られないわけで、野球教室やサッカー教室も行くことがただルーティンになっている子には成功体験を得るのはなかなか難しいかもしれません。

成功体験には目標設定が大切。とても無理だと思う目標だと何をどうすればいいかわからないし、絶対できるという目標では、できても「達成感」にはつながりません。「できるかな?できないかな?」と五分五分のところで設定した目標を、クリアできたときに初めて「達成感」を得られます。

目標設定をするのは子ども自身

目標設定は親がするのではなく、子ども自身に考えさせることが大切です。できるのかできないのかの見込み感が親にはわからないからです。「次のテストで90点取りなさい」と言っても、絶対無理な子にとっては失敗体験になるだけ。「何点取れそう?」と聞いて、子どもが「60点かな」と答えたら、「じゃ、70点ならどう?」と促し、「うん。それなら頑張ってみる!」とやる気にさせることが大切。

少しだけハードルを上げるのがコツで、目標が高すぎても親が決めてしまってもダメ。本人の意志を確認しながら、うまく言葉かけしましょう。

失敗しやすい、ストレスをためやすい子の特徴とは

ストレスをためやすいのは、目標設定を高くしがちなタイプの子に多いとジェームズさん。目標設定が高すぎると、その分、失敗体験が増えてしまい、自己効力感が下がるからです。

目標設定を高くしがちで失敗体験が多い子も

子どもがあまりにも失敗体験を積み重ねているようなら、その子の目標設定が間違っていることがあります。いきなり高いところに目標を定めるのでなく、もっとこまかく設定するように修正してあげましょう。また、親がとても無理な目標を掲げて、「まだまだできていない!」としかるのも避けたいものです。

子どもの性格形成は、親のかかわりによる影響が大きいもの。「○○ねばならない」という完璧主義の親は、子どもに「ああしなさい、こうしなさい」と指示することが多く、なんでも親が決めがちで、自分では何も決められない子になるケースがあります。失敗しないようにと先回りしたくなる親心もわかりますが、後々のことを考えると、子どものためにならないことを自覚したいですね。

友だちと比べるのはNG

子どもを励ますためにやりがちなのが、「テストで何点取れたら、ゲームを買ってあげる」「シュートができたら、おもちゃを買ってあげる」など、条件をつくってごほうびを与える方法です。大人の中にも仕事でうまくいったからアクセサリーを買うなどと、自分にごほうびを与える人がいます。しかし、この方法は同レベルでは満足できなくなり、どんどんエスカレートして、いずれ限界がきます。少しならいいですが、多用しないことが大切です。

また、人生を左右するような問題でない限り、できるだけ子どもに選択させること、親が他者との比較をしすぎないことも大切。「隣の奥さんは若くてきれい」「料理が上手でうらやましい」と言われて、いい気分はしませんね。それは子どもも同じ。友だちと比べてどうかではなく、「先月よりも○○ができるようになってすごいね」とその子自身の成長を見守りましょう。

飽きっぽくて長続きしない子はどうする?

人はもともとサボる生き物。アスリートだってサボっているよとジェームズさん。サボっても、またやる。それを繰り返しながらできるようになればいいそうです。

人はもともとサボる生き物だと自覚する

人生でこれまで一度もサボったことがない親なら、子どもに「サボるな!」と言えるでしょうが、そんな人はいないはず。サボったことを責めるのでなく、またやるのを待ちましょう。またやり始めないなら、そもそも嫌いなのかもしれません。マンガを読むのが好きな子はずっと読み続けます。なんでサボるのか?戻ってこないのか?の答えは、嫌いだから。だったら、好きなものを見つけてあげればよくて、無理やりさせても続かないでしょう。

好きなことならサボらず続けられて、それが将来仕事につながれば、いずれ花を咲かせることもあるでしょう。本人が楽しいと思うもの、好きなことなら、少しサボってもまたやりたいと思うものです。

三日坊主も10回繰り返せば、1カ月分に

「三日坊主」は飽きっぽいことの代名詞に使われますが、三日続けられるのはすごいこと。一度飽きても、また三日坊主になろうと思えばいいのです。三日坊主も10回繰り返せば、1カ月練習したのと同じになります。

練習しても上達しない、なかなかレギュラーになれないなど、スランプに陥っているときは、「うまくいかない」と大きくとらえるのではなく、こまかく振り返ってみます。すると、一つ一つの段階では成果を上げていることがわかります。そして、途中のここがダメだったねとわかったら、そこからやり直せばいいだけ。全部がダメでなく、何がうまくいかなかったのかを明らかにするのです。

それは学習でも仕事でも同じです。このようにスポーツで身につく思考法は、子どもたちのこれからの人生にも役立つ力となるでしょう。

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マクドナルドはスポーツキッズを応援しています

マクドナルドは、子どもたちの心とからだの健全な成長を願って、さまざまなスポーツ支援活動を行っています。

小学生の甲子園、「マクドナルド・トーナメント」を知っていますか?

公益財団法人全日本軟式野球連盟では、小学生チームのクラスを「学童部」としています。登録しているチームは全国で約1万2000チーム。一般に「学童野球」とよばれ、日本マクドナルド株式会社協賛のもと、毎年全国規模の大会「マクドナルド・トーナメント」が開催されています。各地区予選を勝ち抜いてきた強豪が出場する大会は、「小学生の甲子園」として全国の野球少年のあこがれの大会となっています。

マクドナルド・トーナメントについて詳しくはこちら>

昨年12月に行われた「第41回全日本少年サッカー大会 決勝大会」にて見事全国優勝を果たした 「セレッソ大阪U-12」(大阪府大阪市)をマクドナルド店舗へ招待し、「祝勝会」を開催しました! 子どもたちの大好きなビッグマックセットで優勝をお祝い。鳥居塚伸人監督は優勝旗と優勝トロフィーを前に「今後もさらに成長することが、応援への恩返しになると意識して、さらに努力を」と選手を激励。渡辺皐主将は「来年も応援してもらえるよう、頑張ってほしい」と後輩たちにメッセージを送っていました。

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