第12回 脳科学の専門家に聞く!スポーツで脳が発達するってホント? - スポーツキッズの体と心を応援!

第12回 脳科学の専門家に聞く!スポーツで脳が発達するってホント?

スポーツをすると勉強時間が減って成績が下がる?と心配するママもいるかもしれません。しかし、スポーツは脳の発達を促し、集中力や判断力などが育ち、学習効果が上がるそうです。スポーツと脳の発達の関係について、脳科学の専門家に伺いました。

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スポーツは脳にどんな影響を与える?

体づくりや精神力などを養うためにスポーツはやらせたい。けれど、勉強も頑張ってほしいというのがママたちの本音。スポーツと学習についてお話を聞きました。

お話を伺った先生

柳澤弘樹先生

NPO法人運動保育士会理事。こどもプラス株式会社代表取締役。国際知的財産研究機構主任研究員。2010年、筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程修了。体育科学博士。研究テーマは身体活動と脳機能。研究で得られた結果をもとに、記憶力、集中力、やる気などがどのように生まれ、高められるかについて、全国の教育委員会等で講演している。著書に『0〜3歳 赤ちゃんからの楽しい「育脳」遊び』(PHP研究所)など。

運動すると脳が活性化する!

2009年に発表されたアメリカの論文では、小学生を対象にした実験から、有酸素運動の能力の高い子どもは、複雑な課題を行う能力が向上することがわかりました。脳の活動状態を測った実験でも、運動をすると、脳の広い分野で活動が増加していることがわかります。中でも、脳の背外側部という、計算や判断などを行う部位の活動が活発になるのです。

さらに、毎日10〜15分の運動をすると、脳が元気になるといわれています。それは、大人も子どもも同じ。運動する習慣があるということは、健康だけでなく脳のためにもいいのです。

生活リズムが整い、集中力が上がる

また、運動をすることにより、よい睡眠がとれ、食欲も増して、排便もスムーズになり、「生活リズム」が整うというメリットがあります。生活リズムが整っていないと、大人でも鬱(うつ)になりやすい傾向があります。毎日、適度に運動することは、メンタルヘルスの観点からも大切なことです。

脳が活性化すれば、集中力も上がります。集中力が低いと運動だけでなく、学習も作業も効率が下がります。脳は部位によって言語や計算など行う仕事が違いますが、それぞれがうまく連携することでパフォーマンスが上がるのです。運動で脳が活性化することで、脳の中の連携が促され、集中力がアップします。

スポーツは記憶力ややる気も高める?

これからの学校や社会では、記憶力だけではなく、問題解決能力やコミュニケーション力などが求められるといわれています。それらは、どのように養われるのでしょうか。

脳をバランスよく育てると意欲的な子になる

脳の認知能力は大きく分わけて8つあります。1言語、2論理数学、3反省、4運動感覚(バランス)、5リズム感覚、6空間認知、7博学的知能、8コミュニケーションの8つです。学校の成績に表れやすいのは、計算ができるとか漢字を覚えているなど、脳の働きのうちのごく一部でしかありません。社会で生きていくには、もっとバランスよく、脳全体を使いこなせるベースの認知能力を育てることが大切です。今、社会では、プロジェクトのために努力する、壁にぶつかったけれど自分なりに調べて対処する、失敗を乗り越えることができるなどの「生きる力」が求められています。目先の点数だけでなく、8つの認知能力を育てることを考えたほうが、将来、幸せな大人になれる可能性が広がると考えられます。

いろいろな使い方をしたほうが脳は元気になる

脳は、いろいろな使い方をし、いろいろな部位を働かせたほうが、脳のネットワークがつながって活性化します。音楽や絵を描くこともいいですが、スポーツは子どもの脳にたくさんの刺激を与えてくれます。スポーツで、脳の中にいろいろなルートをつくってあげましょう。そうすることで、斬新な考え方ができる企画力にあふれた人、いろいろなとらえ方ができる幅広い視点を持つ人に育つと考えられます。

本人が楽しみながら続けることが大切

子どもがスポーツも勉強も頑張るためには、親はどのようなかかわり方をしたらいいのでしょうか? つい「頑張れ」とプレッシャーをかけるばかりになりがちですが、それで大丈夫でしょうか?

無理強いはストレスとなり効率を下げる

どんなに運動が脳にいいといっても、強制的にやらせるのはよくありません。無理にやらされると、コルチゾールというストレスホルモンが出てきます。過度な緊張状態になるとおなかが痛くなるのと同じで、脳の神経もストレスを受けると、記憶効率が悪くなります。勉強もスポーツも無理にやらせると、効率が悪くなるわけです。

運動と脳の活性化の関係性を年齢別に見ると、大人はジムなどで筋トレをしても脳が活性化しましたが、子どもは強制的な運動やランニングでは効果が出ないことがわかりました。本人のやる気や自主性がないと、脳の活性化につながらないのです。そういう意味でも、試合があったり、仲間と競い合うなど、やる気の出るスポーツをするほうが、やる気があがるでしょう。

運動によって記憶効率を高めた上に情報をインプット

ただ、自主性に任せてもダメな面もあります。運動によって高まった記憶効率や空間認知能力などの上に、知識や情報を入れてあげることで、学力の向上につながります。それには保護者によるスケジュール管理が大切。どの時間に勉強したら集中しやすいかは、その子によりますが、わが子の集中力のコアタイムを見つけて、そこでしっかり学習する習慣をつけさせることが大切です。

保護者の方には、ぜひ長期的視点で子どもの成長を見守ってほしいと思います。子どもにつけたい力は学力だけではない。問題解決能力やクリエイティブ力、自己管理力、連携力、判断力、決定力、交渉力などたくさんあります。スポーツはこれらの力が培われやすいもの。子どもの育ちを長い目で見て、スポーツでたくさんの経験を脳にも与えてあげましょう。

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マクドナルドはスポーツキッズを応援しています

公益財団法人全日本軟式野球連盟では、小学生チームのクラスを「学童部」としています。登録しているチームは全国で約1万2000チーム。一般に「学童野球」とよばれ、日本マクドナルド株式会社協賛のもと、毎年全国規模の大会「マクドナルド・トーナメント」が開催されています。各地区予選を勝ち抜いてきた強豪が出場する大会は、「小学生の甲子園」として全国の野球少年のあこがれの大会となっています。

「高円宮賜杯 第38回 全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」全国大会出場をめざして頑張る子どもたちに、今年もマクドナルドからオリジナル野球手帳がプレゼントされました。配布されたのは、全日本軟式野球連盟所属チームの選手児童たち約24万人。手帳には、学童野球に関する情報のほか、侍ジャパンU-12の仁志監督による「1日15分練習プログラム」や技術向上のアドバイス、食育情報、マクドナルドならではの特典など、情報が盛りだくさん。子どもたちが自ら学びながら、年間を通して活用できる手帳です。

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