第17回 人気体育会系幼児園園長に聞いた!子どもの「乗り越える力」の育て方

第17回 人気体育会系幼児園園長に聞いた!子どもの「乗り越える力」の育て方

子どもがこれから育っていく中で、いろいろなことがあるでしょう。つらいこと、悔しいこと、どんなことも乗り越えて強く生きてほしい。そんな親の願いはどうしたらかなうのでしょう。卒園生の多くがスポーツ界、経済界ほか幅広いジャンルで活躍している、バディスポーツ幼児園園長であり、バディサッカークラブ代表の鈴木威先生に聞きました。

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「やればできる」の成功体験の積み重ねが頑張る心を育てる

バディスポーツ幼児園は、年長生全員が「三点倒立」「逆上がり」「跳び箱6段跳び」ができないと卒園できないそうです。本当に全員ができるようになるのでしょうか? そのコツはあるのでしょうか?

お話を伺った先生

鈴木 威先生

バディスポーツ幼児園園長、バディサッカークラブ代表、東京ヴェルディ会長。

1950年東京都生まれ。スポーツを幼児教育の中心に据え、子どもの健全な育成を促す「バディスポーツ幼児園」を首都圏で運営。独自の教育で、サッカーの武藤嘉紀選手やマラソンの川内優輝選手など、数多くの卒園生を輩出。著書に『子どもの「生き抜く力」の高め方』(東邦出版)など多数。

子どもはなんでも「やればできる!」

三点倒立や跳び箱など、大人たちは、できない子どももいるのでは?と心配しますが、これまで送り出した、5000人以上の卒園児全員ができました。バディスポーツ幼児園は、入園選抜はしていないので、とくに運動能力の高い子だけが入園しているわけではありません。どんな子も、やればできるようになります。
子どもは、簡単にできることはすぐに飽きます。反対に、難しいことは最初からあきらめてしまいます。ちょっと難しいことが大好きで、初めはできなくても努力してできるようになります。たとえば、バック転は難しすぎてできない。だけど、三点倒立はちょっと難しいレベル。頑張って練習を重ねればできるのです。だから、その子にとっての「ちょっと頑張ればできる」ことを見つけてあげることが大切です。
※写真は、バディスポーツ幼児園のものではありません。

「頑張ればできる」は、スポーツだけではない

バディスポーツ幼児園では、3才の年少クラスからスキー合宿に連れていきます。生まれて初めてスキーをする子たちばかりです。初めは七転八倒。リフトで山の上まで登ると、下までスキーで降りるのに3時間はかかります。だけど2回目には1時間になり、3日間の合宿が終わるころにはすいすい滑れるようになります。そこで「できた」という成功体験を得ることが大事なのです。
園に戻って、三点倒立が「できない」という子がいても、「スキーはできるようになったよな」と言うと、「あ、そうだった」という顔をして、練習をやるようになります。「できる」という成功体験を積めるのはスポーツだけに限りません。家で水が入ったコップをこぼさずに運べたら、それも成功体験です。その「やればできる」の連続が、「乗り越える力」につながります。

スポーツも勉強も伸びる子に共通しているのは「基本的生活習慣」

「やればできる」の成功体験は、スポーツ以外でもできるとのことですが、バディスポーツ幼児園はなぜ「スポーツ」に特化して教育をしているのでしょうか? スポーツと勉強の両立はできるのでしょうか?

基本的生活習慣が身についた子は勉強も頑張れる

バディスポーツ幼児園の卒園生にはスポーツの世界で活躍する子が多いのはもちろん、国立大や有名私立大を卒業する子、経済界で活躍する子、芸能界で活躍する子がたくさんいます。その子たちに共通しているのは、規則正しい生活をしていたということ。今日は休みだから、旅行に行くから、前の日寝るのが遅かったからなどの理由で習慣を崩すことがありません。生活習慣を守るというのは、さまざまな誘惑に対して我慢し、打ち勝てるいうこと。我慢できるから努力を積み重ねて実力を爆発させることもできるわけです。規則正しい生活をしている子は、練習もできるし、登校前の朝に勉強するなど、勉強も習慣づいています。この生活習慣こそが「困難を乗り越える力」のもとです。

スポーツは子どもにとってできる・できないがわかりやすい

では、なぜ教育の中心がスポーツなのか。絵画や音楽などの芸術の世界は、どちらが優れているのか優劣をつけるのが難しいものです。一方、スポーツは、できる・できないがわかりやすいですね。子どもにとって「ちょっと難しい」や「できた」を経験しやすいのがスポーツなのです。
また、集団の中での、できる子とできない子もわかりやすいです。できる子ができない子に教えれば、できない子が「ありがとう」と、感謝の気持ちを持つようになります。人としての「生きる力」を育てたい幼児期には、その循環をつくることが大切だと思います。

親にできるのは、子どもを長い目でしっかり見守ること

子どもがスポーツをやると、親はついまわりの子のことが気になり、「どうして、あの子のようにできないの?」と言ってしまいそうになります。スポーツを頑張る子を親はどうやって見守ったらいいのでしょうか?

忘れてはいけない月齢の差!埋まるのは中学校に入ってから

幼児期は同じクラスでも、4月生まれの子と3月生まれの子では、体格もできることもまったく異なります。その差は小学生いっぱいくらいまで続きます。たとえば、全日本少年サッカー大会(現・JFA全日本U-12サッカー選手権大会)の決勝大会進出チームの選手の生まれ月を調べると、圧倒的に4、5、6月生まれの子が多いことがわかりました。中学受験も同様なことがいえるそうです。しかし、その差は中学に入ると埋まり、高校受験では差がなくなり、大学受験では早生まれの子のほうが、成績がよくなるという逆転現象も生まれます。スポーツも早生まれの子は体が小さい分、練習に励み、技術や技巧に優れたプレーができ、フィジカルが追いついてくる中学生くらいに実力者として花開くという例が多くあります。
頑張ればもっとよくなるのじゃないかというプラスの思考を持つ早生まれの子は、4、5、6月生まれより、伸びしろが大きいということです。

人の子と比べるのでなく昨日のわが子と比べて評価する

「あの子はすごいね」というのはナンセンス。もし誕生日が100日早い同級生をほめているのなら、100日遅れて頑張っているわが子をほめてください。他人と比較するのではなく、わが子が昨日より今日、今日より明日伸びていたらほめてあげましょう。早生まれの子は、あとから伸びる可能性があるからゆっくり見てあげたい。4、5、6月生まれの子は試合にたくさん出られるなど経験が豊かなので、そのメリットを伸ばしたい。その間に生まれた子は、上を見て追いつけ、追い越せと頑張れる。すべての子にとってベストの道はあります。中学2年生くらいになって、初めてみんなそろって「よーい、ドン」と並べるようになるのだから、それまでに子どもの心が腐るような言動は慎みたいものです。長い目で見るのは難しいかもしれませんが、人との比較でなく、わが子の成長を見守ってあげましょう。

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小学生にとって国内最高峰のサッカー大会「JFA 全日本U-12サッカー選手権大会」都道府県大会がただ今開催中。12月25日(火)~29日(土)、鹿児島県で開催される全国大会出場をかけて、各地で熱い戦いが繰り広げられています。この大会をマクドナルドは2011年からサポート。大会支援だけでなく、選手児童へオリジナルサッカー手帳をプレゼントしたり、全国大会出場チームを店舗に招待して団結式を開催したり、幅広く支援しています。
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