第3回 「ご近所づきあい」も楽しい!多世代交流で毎日が充実!団地で広がるコミュニティー

第3回 「ご近所づきあい」も楽しい!多世代交流で毎日が充実!団地で広がるコミュニティー

子育て世帯はもちろん、高齢者や学生など、多様な世代をつなげる「ミクストコミュニティ」の実現に向けて取り組むUR。団地や地域に顔見知りが増えれば、より安心・安全に暮らすことができます。今回は子育て中のママにうれしいイベントを開催することで「ミクストコミュニティ」づくりを進めている、みさと団地(埼玉県)と花見川団地(千葉県)の事例を紹介します。

ひとつの場所を多世代で共有!レンタルスペースの魅力

団地の中には、時間制で店舗や会場を貸し出すレンタルスペースを備えているところがあります。レンタルスペースでは、子どもと通える習い事やセミナーが開催されたりカフェが運営されたりと、地域のニーズに合わせて活用されています。友だち家族でパーティーをする、カフェを開くなど、利用料金もリーズナブルなので、気軽に利用できます。

みさと団地「mi*akinai」 カフェでリラックス&習い事も

カフェでありながら、希望に応じて誰もが自由に使えるレンタルスペースにもなる「みさとのおみせmi*akinai(みあきない)」。現在は子ども向けの英語教室やベビーマッサージ教室、大人向けの着付け講座などが開催されており、「団地内でいろいろな習い事ができる」と好評なだけでなく、個人での利用もできるので、1日限定でお店を出したり、ママ友イベントを開いたりと多様な使い方ができます。
リラックスできる空間で、高齢者とも自然に交流

店内は木の温かみを感じられるフローリングに、親しみやすいインテリアで装飾され、肩の力を抜いてくつろげる空間になっています。壁面にはワークショップで作られた雑貨が展示販売されていたり、近所のパン屋の手作りパンが売られていたりと、ちょっとした買い物も楽しめるスペースになっています。
カフェとしてオープンしているときの客層はまさに老若男女と幅広く、高齢の利用者が小さな子どもたちの姿に目を細めていることも。店内には、おむつ替えスペースやおもちゃもあります。またカフェの店長もママであるため、子育て中のママも気兼ねなく利用できます。
子どもと一緒の習い事も団地内で

取材に訪れた日はキッズイングリッシュが開催されていました。通常は3〜4才の子どもが集まることが多いそうですが、この日はサンキュ!ブロガーあっちゃんさんのお子さんなど、1~2才の小さな子どもが参加。まだ分からないことが多い年齢の子どもたちに対しても、先生は音楽をかけて楽しい雰囲気でレッスン。リトミック要素の多い内容で子どもたちもにこにこと楽しんでいました。
習い事のあとは、そのままカフェでランチをとることもできます。頭と体を使ってたくさん遊んだあっちゃんさん親子。「開放的なスペースで居心地がいいですね。おむつ替えのスペースがあるのもうれしいです」と、くつろぎの空間でゆったりひと息。

花見川団地「はなみがわLDK+」 団地の中のみんなのリビング

コミュニティー形成のサポートを行う(株)フォーシーカンパニーがURの委託で運営する「はなみがわLDK+」は、「食」をテーマにしたレンタルスペース。オシャレで多世代が安心して利用できる場所です。カフェなどの営業のほか、セミナーや勉強会などを開くことで、団地にお住まいの方だけでなく団地周辺にお住まいの方との交流や、やりたかった夢が叶う場所としても魅力を感じる団地の新たな空間づくりをめざしています。
食べて、笑って、団地とつながる!

「はなみがわLDK+」には日替わりで多様な店舗が出現。内装もがらりと変わります。また、毎週月曜日に出店する天丼屋「ばあてんどん」は高齢者に、カフェや雑貨などを販売する「くまで舎」は若い女性にと、ひとつの空間を異なる世代が共有するのもユニーク。
以前開催した商店街と連携した特別企画イベントでは1杯300円でうどんが食べられる上、団地内の商店街で使える100円分のお買い物券がつくという内容が実施されました。「はなみがわLDK+」を訪れた人が商店街の魅力に気づくきっかけになるなど、コミュニティースペースを中心とした新たな団地全体の活性化策として注目されています。
「カフェで多世代交流」が新鮮で楽しい

取材時には、都内を中心にマルシェを開催している(有)青空市場と共同でイベントが開催されていました。野菜たっぷりの豚汁や炊き込みご飯の素など、日本各地の特産品が販売されるかたわら、食堂では新米と豚汁のセットをワンコイン500円で提供。訪れたサンキュ!ブロガーまるやまひろこさんの息子さんも新米のおいしさに感激したようで、あつあつのごはんを口いっぱいに頬張っていました。
また、楽しく親しみやすい雰囲気に、通りがかった高齢者やママたちが足を止めて店内をのぞく姿も。「居心地のいい空間なので、今日みたいに、親子で参加できるイベントがたくさんあるとうれしいですね。」とまるやまひろこさん。いろいろな世代が利用できる空間で、今後どのようなコミュニティーが生まれていくのか、楽しみですね。

多世代とのつながりが子育てを支えてくれる

住む人の利便性を大きく向上させるURのレンタルスペースは、ママ同士の交流を深めたり、多世代での交流が生まれたりと、多様なコミュニティーの形成にもひと役買っています。レンタルスペースの利用を通して顔見知りが増えることで安心感が生まれれば、毎日の子育てで少し肩の力を抜いたり、万が一のときに頼れる仲間が増えたりしそうですね。

次回は、ソフト面とハード面の両方から、より暮らしやすい団地にするために大規模な改修を進めているURの取り組みについて紹介します。

子育てファミリーが暮らしやすい住まいと環境が魅力!