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これから妊活を始める【女性】へ伝えたいこと。妊活を経験した20代~30代男女に聞きました

夫、妻など、パートナーがいらっしゃるかたにとって、現在、「妊活」とはどのくらい身近なものなのでしょうか。ベネッセコーポレーション「たまひよ生活リサーチ」プロジェクトでは、子育て世代における妊娠・出産に向けた行動・意識を知るために、20代~30代男女を対象に、「妊活に関する意識調査2016」を実施しました。

今回の調査では、対象者の中に「実際に妊活を経験した人」が多数含まれているため、「これから妊活を始める人」に向けて、経験者だからこそ伝えたい・知っておいてほしいことやメッセージもあわせてお伺いすることができました。

「妊活」は、それに取り組む夫婦間においてさえ、非常にデリケートなテーマであり、ふだんの社会生活の中ではその実態をなかなか伺い知る機会が少ないのではないでしょうか。「たまひよ生活リサーチ」では、統計データには現れづらい、妊活経験者から寄せられた貴重なメッセージを「女性向け編」「男性向け編」の2回にわけてお届けします。

妊活経験者500人超からのメッセージ。頻出ワードは…

妊活に関する意識調査2016」では、対象者を変えて2回の調査を行いました。
【1】20代~30代男性・女性(配偶者・パートナーあり)
【2】20代~30代女性(現在妊娠中または満1歳未満の子どもあり)

それぞれの調査の中で、「妊活」経験者のかたに、「これから妊活を始める男性・女性向け」にメッセージを募ったところ、【1】、【2】合計で約500件ものメッセージをいただくことができました。詳しいメッセージについてはこのあと取り上げますが、全体を読んでいくと、上の画像に示すような単語が頻出となっていました。

「無理しないで」と「早めに行動を」、
「がんばれ!」と「あせらないで」のように、逆の方向性を示す言葉が出てきていることが特徴的でした。(妊活がひとりひとりにとって異なる体験であることを示しているかのようにも思えます。)

今回の記事では、これから妊活を始める【女性向け】に、アンケート回答者男女から寄せられたメッセージを具体的にご紹介していきます。

妊活経験者から、女性のあなたへ。「早めに医療機関の受診を!」

「自分の身体について、早めにきちんと医師の診断を受けておくことの重要性」を訴えるメッセージは多数寄せられました。

●少しでも子供を望むなら、すぐにでも行動するべき。授からない間はとても辛く、自分を責めたりしました。せめて、婦人検査は受けておいても良いと思います。(茨城県 32歳女性 主婦)

●思い立ったら今始めること!人生で妊娠の喜びを味わえるのはせいぜい2、3回なので、悔いのないようにして欲しい。(茨城県 35歳女性 主婦)

●まずは、自分の身体を知ること。婦人科や不妊治療外来の壁は高く感じるかもしれないですが、本当に赤ちゃんが欲しいなら近道でもあります。私は思い立ってすぐに受診した方ですが、中々赤ちゃんを授からない間は「もっと早く病院に行けばよかった」と何度も思ったので、早め早めに行動してもらいたいです。(大分県 38歳女性 会社員)



婦人科検診については、「若いから大丈夫…じゃない」、「30代ならいますぐ受診するべき」というアドバイスも。これから始める人にはがんばってほしい、という思いが伝わってきます。

●わたしは20代半ばなのに不妊治療をしなければ妊娠できませんでした。出産にはタイムリミットもあるし、若くても不妊症の場合があるので、子どもができなくて悩むなら、勇気を出して早めに産婦人科を受診したほうがいいと思います。(香川県 28歳女性 主婦)

●「若いから大丈夫」はありえない。私は27歳から治療を初めて体外受精までして30歳でやっと出産し女の子の母になることができました。なかなか子どもができないなと思ったら、さっさと病院に行った方がいいと思います。(愛知県 30歳女性 主婦)

●妊娠したいと思ったら、婦人科を受診してホルモンの状態や性感染症など不妊の原因がないか診てもらうべきだと思う。悪いところがあったら、自分たちだけで頑張っても時間の無駄だから。(東京都 28歳男性 会社員)

●子供が欲しいと思ったらすぐに病院を受診して欲しいです。自己流で妊活している時間がもったいない。30歳過ぎた方は特に。私は自己流のタイミングを始めて2年経ってから病院を受診しましたが、もっと早くに受診すれば…と後悔しました。(青森県 33歳女性 会社員)

ほかにもあります!私が思う、病院に行くメリット

●実際のところ、早めに病院に行った方が、「不妊治療代が安いうちに妊娠できる可能性」が高いと思います。高齢になると体外受精や顕微授精に進むことが多いと思いますが、高額ですよ…。悩んでいたら病院に行くことをオススメします。(青森県 34歳女性 主婦)

●自分で(排卵の)タイミングをとっていましたが、病院でタイミングを見てもらったら自分の思っていたタイミングと少しずれていました。早く妊娠したいなら、タイミングだけでも病院でみてもらうといいかもしれません。(千葉県 30歳女性 パート・アルバイト)

●妊活してる方って、自分が知らないだけで、意外と多いです。気軽に婦人科や不妊専門科などに行って、アドバイスをもらうだけでも全然違いますよ。授かりたいなら、早めがいいです。(兵庫県 31歳女性 パート・アルバイト)

妊活の敵…それはストレス!

妊活は、生活習慣の改善といった「暮らしかた」の工夫に始まり、男女の身体の健康や女性の毎月の排卵周期にも密接に関わってくる、奥深い活動の総称です。(注:「たまひよ」では、そろそろ赤ちゃんが欲しい、いつか赤ちゃんが欲しいと願う男女の妊娠活動を略して「妊活」と呼んでいます。)

毎月生理が来るたびに一喜一憂してしまう…、という意見や、排卵周期に性交渉をしなければ!というプレッシャーがつらい、という意見も。こういった「ストレス」に関連したコメントは、男女それぞれから多数寄せられました。その一部をご紹介します。

ストレスを感じたら、妊活から離れてみるのも「アリ」

●妊活は思っている以上につらい。毎月毎月生理が来るたびにがっかりして自分に自信が持てなくなります。つらくなったりストレスを強く感じる時には一度妊活から離れてみるのもいいと思います。(埼玉県 24歳女性 主婦)

●妊娠はすぐできるものではありません。あせる気持ちがストレスになり、それが女性の体に無意識に負担がかかって妊娠しにくいという悪循環になると思います。(神奈川県 38歳男性 会社員)

●妊活は気持ち的にも浮き沈みがあり、決して楽しいだけではなくつらい時期もありました。これから妊活に取り組む人に、いつかきっと授かれるから頑張って!なんて無責任なことは言えません。でも、それだけに集中するとどうしてもつらくなるので、旅行に行ったり気分転換しつつ、妊活に良い環境作りをしてもらえたら、と思います。(大阪府 32歳女性 会社員)

気長に、生活を見直すと思ってゆったり取り組もう

●妊娠したいと思いすぎるとストレスになってしまうので、妊活というより「自分の生活習慣を見直して、赤ちゃんを授かりやすいように体と心をキレイにするんだ!」と思って取り組むのが私には良かったです。(三重県 33歳女性 会社員)

●妊活は恥ずかしい事ではありません。肩肘張らず、普段の生活の中でできる事から始めてみてください。ストレスや疲れをためて、自分らしさを失っては元も子もありません。赤ちゃんを望むすべてのご夫婦に、幸せな未来が待っていることを願います。(千葉県 30歳女性 会社員)

「妊活を頑張った後、少し休んだら授かった」という声も

●赤ちゃんが欲しいからと頑張りすぎてストレスをためすぎるより、楽な気持ちで過ごした方が妊娠しやすいと思います。我が家では、趣味や他のこととバランスを取るようにして、妊活が特に日常の習慣の1部になり、意識しなくなった頃に妊娠しました。時には適度に休憩しながら、妊活に取り組んでみてくださいね。(静岡県 26歳女性 主婦)

●第1子を授かった後、すぐに新しい命を授かりましたが、流産になりました。年齢的にも早く産みたいと考えていたので、そこからは焦りながらの妊活だったかもしれません。良いタイミングで夫とセックスできなかったらイライラしてしまい、毎月毎月、生理が来ると落胆。子どもは夫婦の愛の結晶であるはずなのに、子どもが欲しいという気持ちばかりが募り、だんだん自分でも疑問になり、妊活をお休みすることにしました。

期待するのをやめて、自然にまかせて夫との愛情をはぐくんでいたら、すぐにまた子どもを授かれました。妊活は自分の身体のサイクルや排卵周期をよく知る機会になりましたが、あまり力を入れず、パートナーに愛情を向けて、普通に過ごしたほうが良いのかな…と思いました。(兵庫県 32歳女性 主婦)

●意気込み過ぎると知らない間に妊活自体がストレスになっているので、「しばらく夫と2人でいいや」ぐらいの気持ちの方が妊娠できると思います。私はいろいろあった末、「もう2人でも十分楽しいし、これ以上は望まなくてもいいや(^o^)」と思ってから妊娠しました。

TVや街で妊婦さん、お子さんを見るとつらい時もあるかもしれませんが、「可愛いなー」とか、ポジティブに周りを見るコトを心がけてました!あと周りには「我が家は子供はいらないので、2人で楽しくやってます♪」って言ってましたよ。参考になったら嬉しいです。(三重県 32歳女性 主婦)

経験したからこそ言える。「もっと夫婦で話し合って!」

妊活は夫婦がお互いのこと知り、理解しあう機会でもある

●妊活は焦らずに、ゆったりとした気分で望むといい、とは知っていました。でも夫が妊活に興味がないような態度だったり、なかなか妊娠出来なかったりで…。イライラしたり、悲しい気持ちになったりと、情緒不安な時期が結構ありました。

でも、あまりに不安で夫とよく話し合うようになってみると、実は夫も妊活についていろいろ調べてくれていた事がわかりました。妊活は1人ではできません。パートナーと一緒にするものなので、沢山話し合ってお互いの意見を尊重していくのが大切だったなと思います。(福島県 34歳女性 会社員)

●妊活は、女性側に負担がかかることがどうしても多いです。だからこそ、夫婦で取り組む姿勢が大切だと思います。私の場合、夫も子どもを強く希望していたので、妊活から不妊治療に進んでも、受診に極力同行してくれましたし、同行できない日はどんな治療をしたのか聞いてくれました。その中でお互い子どもを望む気持ちがさらに強くなり、絆も深まったと思います。(兵庫県 32歳女性 会社員)

●妊活は決して楽しいものではないと感じています。終わりがないと思う事もありました。妊活期間を決めて、妊娠できなかった場合の事もあらかじめ夫婦で話し合っておいた方が、その先の夫婦の暮らしのためにも良いと感じます。(大阪府 33歳女性 会社員)

一人で抱え込まないことが大事

●妊活中は、毎月「授からなかった」という曖昧な喪失体験の連続です。喪失体験は共有されることで和らぎますが、デリケートな話題でもあるため共有されにくい事柄です。だからこそ一人で抱え込まず、パートナーと共有できる状況で行うことが重要と感じました。(茨城県 33歳女性 パート・アルバイト)

●妊活をすすめるうちに、夫婦の絆は深まります。後ろ向きにとらえずに夫婦で今後の事を話し合いながら進めるといいと思います。赤ちゃんができたら~なんて会話もいいと思います。結果が伴わない時も夫婦は一番の理解者です。(静岡県 35歳女性 主婦)

●最初の頃、妊活を始めてもなかなかうまくいかず、「自分に原因があるのでは」と考えて、自信をなくしてしまいました。パートナーに相談は、お互いなかなかしにくいと思いますが、「一緒にやって行こう」という気持ちで二人で寄り添って進めてほしいです。(神奈川県 34歳男性 会社員)


妊娠はゴールじゃない。そして、「授からない」という人生もある。

●「妊活しても妊娠できず、思い通りにならない」と思い悩んでいませんか。仮に妊娠できたとして、子どもを産んだ後も、すべて自分の思うようには当然ならないのが現実です…!今はその修行だと思って気楽に構えて、楽しく過ごしてほしいです。(広島県 30歳女性 パート・アルバイト)

●妊娠できる時期には限りがあります。後悔のないように生活してほしいです。ただ、子どものいる人生がすべてだとは思わないでほしい。(愛媛県 39歳女性 主婦)

●妊活がうまく行くことを最初から期待しすぎていると、そうではなかった時のショックが大きいです。頑張った結果赤ちゃんが授からなかったとしても、それは自然な事であり、何も悪いことではありません。「夫婦お互い寄り添っていられることだけでも幸せなのだ」ということを忘れずにいてください。(群馬県 35歳女性 自営業)

●結果的に子供ができなくても、あまり思い詰めないで欲しいです。私自身は子供が一人もいませんが、現在の夫婦2人の生活を「100%幸せ」だと思っています。(もちろん、子供を授かれたら「120%幸せ」な、うれしい気持ちになるとは思いますが。)減点方式ではなく、「できたらラッキー」程度のプラス思考で妊活してみてくださいね。(大阪府 34歳女性 主婦)

まとめ

いかがでしたでしょうか。「妊活」という言葉自体にまだなじみがないという人も多いと思いますが、実際に妊娠活動に意識的に取り組んだ人からは、具体的に様々な思いを聞くことができました。

今回の記事ではフリーアンサーをもとにご紹介しましたが、それ以外の定量データがわかる調査結果資料についてもあわせてご覧になってみてください。

「妊活に関する意識調査2016」調査結果はこちら

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