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小児急性糸球体腎炎

■乏尿、浮腫、高血圧のいずれかが現れる
腎臓の急性炎症の多くは、溶血性連鎖球菌(溶連菌)感染後に、抗原である溶連菌と抗体(溶連菌の場合はASOと呼ばれます)と補体の三者によって起こる腎炎です(図17-14)。
急性糸球体腎炎(急性腎炎)の臨床症状は、多くは溶連菌感染後1~3週で血尿(たんぱく尿)が出現し、尿の量が少なくなり(乏尿)、むくんだり(浮腫)、血圧が高くなったり(高血圧)します。ただ、全部の症状がそろうわけではありません。
検査所見としては、溶連菌が、のど(咽頭あるいは扁桃)より検出され、溶連菌抗体(ASO)が高い値を示し、血液中の補体が低下します。
図17-14
■急性期には安静が大切
治療としては、溶連菌が、のどから検出されれば、ペニシリンなどの抗菌薬で除菌します。
一般的な養護としては、腎臓に行く血液の量を増やすためになるべく横になり、安静をはかります。というのは、腎臓への血液の流れは、立っているときがもっとも少なく、座っているとき、横になっているときの順に増えていきます。つまり、急性糸球体腎炎の場合、立っているよりは座るほうがよく、座っているより横になっているほうがよいということです。
こうした安静は病気の初期ほど大切で、特に浮腫や高血圧などの症状のあるときは、安静が必要です。
急性糸球体腎炎は、ほとんど(99%)完治します。
※補体
補体とは、免疫反応を媒介する血液中のたんぱく質の一群です。体内に侵入した細菌などに抗体が結合すると、補体が活性化され、細菌の細胞膜を壊すなどしてからだを守るようにはたらきます。補体の成分はC1~C9で表されます。
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体験談小児急性糸球体腎炎に関するみんなの病気・けが体験談

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