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猩紅熱

猩紅熱は、溶連菌感染症のひとつで、発熱に伴い発疹などの症状が全身に及ぶものを呼んでいます。全身にみられる発疹は次のように経過します。
発熱して半日から2日以内に、針の頭くらいの大きさの鮮紅色の発疹が出て、その後24時間以内に急速に全身に広がります。首やわきの下、鼠径部、太ももの内側などしわの多いところや圧迫される場所に多く、顔や口のまわり、手のひら、足の裏にはみられません。
かゆみを伴い、発疹が出て1週間ぐらいして解熱するころから、落屑といって皮膚の皮がむけてきます。
舌は発熱して数日以内に、赤いブツブツでおおわれ、溶連菌感染症の特徴的なイチゴ舌といわれる状態になります。
■指示どおり検査を受ける
溶連菌感染は、いろいろな特徴のある症状からだいたい診断できます。正確な診断には、のどの粘膜をとってこれを培養して溶連菌の存在を確かめます(細菌学的診断)。この方法は結果が出るまでに通常数日かかりますが、次に述べる後遺症を防ぐ治療をするために必要です。
外来で10分間程度で診断できる迅速検査もあります。また、症状が落ちついてから血液検査をして、溶連菌に対する抗体(ASOなど)を測定して診断(血清学的診断)することもあります。
いずれの検査も、医師が必要と認めた場合には、指示をきちんと守って通院することが大切です。
感染した溶連菌が原因となって中耳炎を起こすことがあります。また、2~3週目に急性糸球体腎炎、急性心内膜炎、リウマチ熱などが、溶連菌感染症が原因となって起こることがあります。
■治療と、家庭における看護の注意点
治療薬としては、溶連菌に有効なペニシリンなどの抗生物質を内服します。抗菌薬を飲むと2~3日で熱が下がりますが、腎炎や心内膜炎などの発生を予防するために、10~14日間は、抗菌薬を飲むことが大切です。医師の指示に従い、きちんと治療しましょう。
家庭での看護は、高熱のときは、氷枕などで頭を冷やし、安静にすることが大切です。
症状が治まった後も、血尿やむくみなど(腎炎の症状)、関節の腫れや発疹など(リウマチ熱の症状)がないか、注意深く観察するようにしましょう。
もしそうした症状がみられたら、すぐにかかりつけの医師に相談してください。
■兄弟姉妹への感染
溶連菌感染症は、せきやくしゃみなどから飛沫感染しますので、兄弟姉妹の発病を防ぐために、濃厚接触を避け、うがい手洗いをしましょう。兄弟姉妹に症状が出たら、早めにかかりつけ医を受診しましょう。
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